駅名標。1923年(大正12年)神戸姫路電気鉄道開業時に設置。1933年(昭和8年)山陽電鉄の駅になりました。江井ヶ島駅近くに日工株式会社本社があります。この会社が、2019年8月に創業100周年を迎えることを記念して副駅名が「日工最寄駅」となりました。写真はそれ以前の撮影です。

線路が奇妙にうねっています。左に保守車両の様なものが見えます。

左に引き込み線があります。地図で調べたら、山陽電気鉄道八木総合事務所となっていました。明石川〜林崎間の高架化工事で西新町駅にあった保守基地が移転してきたものです。地図で見ると周囲は高い塀に囲まれていて中は見えない様です。

ADVERTISEMENT

江井ヶ島駅から1.7kmで中八木駅。

駅名標。また、走る車内からの流し撮りですが、上手く撮れません。修業が足りない!

これが停車したホーム、駅名標はかなり後方なので下手くそカメラマンにはスピードが速すぎるのです。

中八木駅は、1923年(大正12年)神戸姫路電気鉄道開業時に設置。1933年(昭和8年)山陽電鉄の駅になりました。昔教科書で習った様な記憶のある「明石原人」が発見された西八木海岸が駅から500mくらいの場所だそうです。

上りホームの神戸寄り、前面展望を撮っている先頭部分の横に学生用出口というのがありました。利用時間は、8:00〜8:40、明石城西高等学校の生徒専用の臨時出口です。ただしIC定期券は使えません。それでは、今の時代、ほとんど臨時出口の意味をなさないのでは? 不思議な話は「定期券では無いICカード乗車券は使用できる」という情報。PiTaPa(スルッとKANSAI協議会/非接触型ICカード)定期券とICCOCA(JR西日本/非接触型ICカード)定期券が混在しているからでしょうか。どうもこの2種類(発行主体とプリペイドか後払いの違い)どこが違うのか分明ではありません。

中八木駅を出発すると、すごいアップダウンがあります。

アップした先に駅。

1.4kmで藤江駅。上りは島式ホーム1面2線、下りは単式ホームなので2面3線。左(北)手前に駅舎があって構内踏切で繋がっています。すごいのは改築前の駅舎が旧藤江競馬場(明石競馬場/1939年・昭和14年廃止)の馬券売場を転用したものだったという話。競馬場の土地・建物が山陽電車の所有で、交通至便だからか来場者が多く開催成績は良好だったとか。競馬場廃止の理由が「軍馬資源保護法」によるというのも戦前らしいです。

次回で海は見えるかな。【私鉄に乗ろう93】山陽電車 その17 に続きます。

(写真・記事/住田至朗)