TOA独自開発「音声明瞭化技術」を都営地下鉄 五反田駅で実用化_設計や結果などを論文発表

2019.04.16

神戸に本社をおく音響機器・セキュリティ機器メーカー TOAは、都営地下鉄 浅草線 五反田駅 改札口に、独自開発 音声明瞭化技術を2018年10月から実用化。

これで、構内アナウンス放送が騒音下でも聞き取りやすい環境に。

この音声明瞭化技術は、TOA が聴取実験で明らかにした独自開発技術で、その概要や実際に五反田駅で試みた音響設計、音響調整について論文で発表した。

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https://goo.gl/t2j8bL

同社は、加齢による難聴者が聞き取りやすい音を調査。高齢者を対象とした聴取実験結果から、「はっきり聞こえる」という印象を得られる度合いや、音声の了解度(音声の聴き間違いの度合い)は、音声の周波数や音圧の違いで変化することがわかった。

また、健聴者に対する同様の実験では、騒音が大きい環境下での聴取条件で了解度が改善する結果が得られた。

これらをふまえ、TOAは構内アナウンス放送の明瞭度改善を課題としていた都営地下鉄 五反田駅 改札口で、音声明瞭化技術の実用化を試行。

これまでスピーカーの増設だけでは十分な効果を得られなかった現場で、本技術を活用した音響設計で、放送がただ「聞こえる」だけではなく「聞いて理解できる」ようになったという。

さらに同社は、実施した聴取実験の概要とともに、了解度改善効果が期待される音響設計や音響調整を行うための注意点・工夫について、「鉄道と電気技術」誌のなかで「環境に応じた駅放送設備の音響改善」というタイトルで発表。

駅改札口という聴取実験の条件と異なる音響空間で、聴取者に明瞭化した音声を届けるために必要な、使用機器や環境特性を考慮した調整について紹介している。

「環境に応じた駅放送設備の音響改善」PDFダウンロード

TAGS テクノロジー 都営地下鉄 セキュリティ


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