中央軒

鳥栖駅ホーム上の中央軒に「かけうどん・そば」はありません。

デフォルトが「かしわうどん・そば」(350円)なのであります。

ゴボウ天そば、500円を食べました。もちろん「かしわそば」にゴボウ天がのっています。
ゴボウ天そば、500円

中央軒は昭和31年(1956年)、九州で「立ち食いうどん」を最初に営業しました。元々は明治25年(1892年)に鳥栖駅で弁当を売り始めたのが始まりといいますから、その歴史は120年以上になります。

鳥栖駅構内に4店舗ありますが6番ホームが何故か一番美味いと言われています・・・。何やら都市伝説めいた話ですが。

立ち食い「うどん」と立ち食い「そば」の境界(どちらをメインにしているか)が浜名湖辺りという話を聞いたことがあります。確かに関西はうどん、中部名古屋はきしめん、江戸っ子は蕎麦が好きというイメージです。

しかし大雑把過ぎるかもしれません。讃岐うどんは香川県ですが、稲庭うどんは秋田です。蕎麦は植物として寒冷地に適しているから信州蕎麦が有名ですし東北にも蕎麦の有名な場所が多くあります。しかし出雲蕎麦も美味しい。以前紹介した祖谷蕎麦は四国です。

駅そばから話が逸脱してしまいましたが、日本人の好きな麺類。駅のファスト・フードとして駅そば・うどんはやはりチャンピオンでしょう。最近は大きな駅を中心に、この歴史のあるファスト・フードを排除する傾向がある様で筆者は淋しく感じています。オシャレなカフェではダメな時があるのです。(笑)

※写真は2014年12月撮影。値段もその時のものです。

(写真・記事/住田至朗)