【終端駅 11】錦町駅 錦川鉄道錦川清流線

2016.11.21

錦川鉄道は旧国鉄特定地方交通線の岩日線を転換した第三セクター方式の鉄道会社。

国鉄岩日線は1960年(昭和35年)川西〜河山間(27.9km)開業。1963年(昭和38年)錦町まで(4.8km)延伸開業。1984年(昭和59年)第2次特定地方交通線として廃止承認。1987年(昭和62年)国鉄分割民営化でJR西日本に承継される。同年第三セクターの錦川鉄道に移管。錦川清流線に改称。以上がザッとした歴史。

実際は山陽本線の岩国始発で岩徳線をそのまま西岩国、川西と辿り、道祖峠トンネルを出たところにある森ヶ原信号所からが起点となる。

しかし岩徳線川西駅に錦川鉄道の起点0ポストの様なものがある。
岩徳線川西駅

ここが森ヶ原信号所。左に進めば岩徳線徳山方面、右が錦町方面。
森ヶ原信号所

守内かさ神という奇妙な駅名。守内(しゅうち)は駅の近くにある地区名だが、かさ神とは瘡(かさ=皮膚病)に御利益のある「かさ神神社」のことらしい。1993年(平成5年)開業の比較的新しい駅。
守内かさ神

駅を出ると「かさ神神社」への道案内があった。線路の下を潜っているが、成人では身を屈めないと通れないだろう。
守内かさ神

北河内で列車交換。NT-3002ひだまり号。
NT-3002ひだまり号

その名の通り錦川に沿って走る。
錦川清流線

錦川に沿っているがこの様に橋梁の上を走る部分が多い。
錦川清流線

発電所の横に沈下橋。
沈下橋

河山、構内が広いのはかつて日本鉱業河山営業所から産出された硫化鉄鉱石を搬出する貨物ヤードがあったから。ホームの駅舎側に使われなくなった線路が見える。左奥にも線路がある。
河山

反対から見ると駅舎横に手動分岐器を遠隔操作していた転轍梃子(てんてつてこ)が残っているのが分かる。
河山

岩国を出てから1時間少々で終点の錦町に着く。終端駅なので線路はここで終わっている。
終点の錦町

この車止めの先、山口線の日原まで線路が敷かれる予定であった。岩国の「岩」と日原の「日」で岩日線だったのだ。下にも記したが錦町〜雙津峡温泉〜六日町(島根県古賀町)までの路盤は完成しているのだ。
岩日線

国鉄再建法により岩日線は特定地方交通線の第2次廃止対象路線となり錦町以北の工事が凍結された。この凍結された工事で既に完成していた錦町〜雙津峡温泉の路盤をゴムタイヤの遊覧車で走る「とことこトレイン」が運行している。

これが岩国から乗ってきたNT-3004きらめき号。2007年(平成19年)から旧型NT2000形を置き換える形で導入された新潟トランシス製軽快気動車(NDC)。トイレ付きがありがたい。
NT-3004きらめき号

駅名標。
錦町

早速駅に出て見る。ホームから階段を降りると改札がある。きっぷ売場と横にはお土産物などを扱うお店がある。
錦町

駅舎外観。この中に錦川鉄道本社もある。ホームが高い位置にあるのが分かる。
錦町

駅前広場。周囲は山に囲まれている。
錦町

盲腸線なので折り返しで岩国に向かう。NT-3001せせらぎ号だ。奥の車庫にNT-3003こもれび号も居た。これで現有車両は全部見たことになる。
NT-3001せせらぎ号

錦川鉄道は沿線住民との関係も良好で、鉄道事業以外の部分で収益をあげており、今のところ存続や廃止と言った生臭い話がない。その為かスタッフも駅のお土産屋のおばちゃんも皆穏やかで親切な人たちだった。何と言うかギスギスした空気が無いのでとても長閑な気分になれた。景色も最高だし、持っていたSONYのコンデジが不調で写真には不満が残ったが、鉄道の旅は至極快適で満足した。

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