「東京駅×パン屋」――パン好きの聖地”Zopf”のカレーパンを東京駅に招いた理由は

2019.07.10

東京駅に聖地のカレーパン専門店が登場

7月10日(水)、東京駅改札内地下一階に「Zopf カレーパン専門店」がオープンしました。(注:写真は7月8日のメディア向け内覧会開催時のもの)

Zopfは”パン好きの聖地”とまで称される千葉松戸のパン屋さん。毎日300種類のパンを焼き出し「かならずお気に入りのパンが見つかるでしょう」をコンセプトに営業しています。

今回東京駅に開業するのは、Zopfでも特に人気の高い「カレーパン」に特化した専門店。店長さん曰く、揚げたてを召し上がっていただくため「揚げてから30分を過ぎたカレーパンが店頭に並ぶことはありません」だそうな。

お値段は1個324円。きつね色が目に鮮やかなカレーパンは値段相応にボリューミーで、2個も食べたらお腹一杯になるほど。持ち帰りの箱からはしっかりとカレーの香りが漂っていました。

東京駅北通路周辺整備

実は東京駅構内および駅周辺はパン屋がひしめき合う激戦区。確かにカレーパン自体は美味しかったのですが、飽和状態かもしれないこの東京駅に新たにパン屋を出店する意味はあるのだろうか、と疑問を抱きます。しかもカレーパン専門店。

関係者の方に直接理由をお尋ねしたところ、いただいたのは「カレーパンはトレンドに左右されず、幅広い層に根強い人気がある」というご回答。「手軽なお土産にもしやすく、焼きたてを楽しめることから、新しい東京駅の名物を目指していく」とのことでした。うん、普通の理由だ。

でも流石にそれで終わりではないようで、「今後新たにできる待合広場でも手軽に食べて頂けるように単品に特化している」というご回答もいただきました。「新たにできる待合広場」とはなんのこっちゃ、と思ったのですが、どうもこれは「東京駅北通路周辺整備」が関係しているらしい。

現在東京駅では「東京駅が街になる」という「Tokyo Station City」をコンセプトに東京駅構内や駅周辺の施設の整備が行われています。具体的な施策としてはバリアフリールートの増設や待合広場の開設、エキナカ施設の充実などが挙げられます。2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催までの完成を目指して目下工事中。

完成のあかつきにはおよそ6,300㎡の商業エリアに70店舗が軒を連ねる商業エリアが出現する予定です。今回開店する「Zopf カレーパン専門店」は、以前取り上げた「HANAGATAYA」と同じく、「先行開業第二弾」として他の店舗に先駆けてオープンします。

これは「東京駅北通路B1Fイメージ」(上)と「東京駅北通路の吹き抜けイメージ」(下)。で、今回出店するカレーパン専門店は中央通路沿いにあるのですが、立地としては待合場所の真裏になります。

揚げたてのカレーパンを買ったらすぐそこに食べられる場所がある。しかも待合場所なのでかぶりついているだけでカレーの芳しい香りが漂って良い宣伝になるという。そう考えるとカレーパンに特化したパン屋、という戦略はパン屋でひしめくエキナカでも独自の地位を保てそうな妙手のようにも思えます。

ただ、実際に試食してみてカレーの匂いが気になっちゃう人もいそう……とは感じたところ。消臭剤もお店のそばで売ってみるというのはどうでしょうかね。

TAGS JR東日本 グルメ


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