2020年秋頃から七尾線に521系導入! 北陸エリアで初めて「車載型IC改札機」を搭載し、七尾線全線でICOCAが利用可能に――JR西日本
413系・415系を順次置き換え
JR西日本は9月10日、2020年秋頃から七尾線に521系を導入すると発表しました。現在運用している413系・415系を順次置き換える形となります。
利用線区は七尾線の津幡~七尾駅間(※IRいしかわ鉄道線の金沢~津幡駅間を含む)。車両数は2両編成×15本の計30両。
車両デザインは北陸本線で運用している521系を継承しつつ、現在七尾線で運行している413系・415系と同じ車体色(輪島の漆塗りを連想させる茜色)をラインカラーとして採用しています。
車両設備として、車両異常挙動検知装置や先頭車間転落防止ホロを設置。他にも戸挟み検知装置、EB-N装置(運転士異常時列車停止装置)、とっさの際に掴まりやすい形状・オレンジ色調の吊手、手スリを採用するなど安全性を高めています。
また、すべての乗客が快適に利用できるよう、多機能トイレや車いすスペースを設置。車内灯にはLED照明を採用し、自動温度調節による空調の最適化など、安全性だけでなく車内の快適性向上も図ります。
車載型IC改札機を使用しICOCAエリア拡大
全車置き換え完了後、「車載型IC改札機」を使用する予定です。これにより石川県下全域並びに七尾線全線がICOCAエリアとなります。
サービス開始は2021年春頃を予定しているとのことです。
鉄道チャンネル編集部