展示場所とポスターの様子 画像:JR西日本

“これまで初代大阪駅駅舎の完成後の写真などは公になっておりましたが、このたび、明治初期に工事を開始し駅舎が出来上がるまでの極めて貴重な写真が発見されました”(JR西公式リリースより)

新橋―横浜間の開業が1872(明治5)年のこと。その2年後、1874(明治7)年にレンガ造りの初代大阪駅が開業します。現在の大阪駅は2011(平成23)年に開業した”5代目”。

JR西日本は10月4日、初代大阪駅の工事中の写真を発見したことから、「初代大阪駅がどのように建設され、その後二代目大阪駅につながっていったか」を表現する16枚のポスターを展示すると発表しました。

展示場所は大阪駅桜橋口中2階通路。期間は2019年10月11日(金)13:30~27日(日)まで。ポスター16枚の内容は以下の通りです。

(1)明治始めの大工事の写真が見つかった
(2)そうか!これはあの駅に違いない
(3)John Englandって、誰?
(4)陸蒸気、くるんやて
(5)梅田か堂島浜か
(6)でっかい工事が始まる
(7)ごっつい建物らしい
(8)建物の形が見えてくる
(9)大阪駅の建物配置と一致する
(10)機関庫設備も工事が進む
(11)初代大阪駅 竣工
(12)初代大阪駅
(13)大阪駅の拡張
(14)二代目大阪駅へ
(15)二代目大阪駅
(16)二代目大阪駅

余談ですが、2019年の春から大阪駅には初代大阪駅で列車発車の際に合図する「時鐘」として使われていた「旅立ちの鐘」が設置されており、大阪駅の歴史の積み重ねを表現した積層ガラスとともに展示されています。「旅立ちの鐘」で待ち合わせした後で、初代大阪駅の歴史の積み重ねを見学に行くのもいいかもしれませんね。

鉄道チャンネル編集部