11/16一般公開する馬込車両検修場は歩道橋からも一望できる、歩いてみると「実はここは…」がいろいろ
11月16日に一般公開イベントが行われる、都営地下鉄 馬込車両検修場。
都営浅草線の線路とつながっていることから、おもに浅草線の車両の検査・修繕、留置が行われる車両基地で、国内でも珍しい、地下鉄唯一といわれる電気機関車E5000形もこの基地に停泊している。
この馬込車両検修場は、その線路群の上にかかる歩道橋から見下ろせる。
最寄り駅で浅草線最南端の駅、西馬込を南口を出て国道1号沿いを横浜方面へ向けて歩く。馬込中学校前交差点をすぎると、左手に歩道橋がみえてくる。これが、馬込車両検修場の上を越え、池上本門寺へと続く歩道橋。
この歩道橋からは、前述の電気機関車E5000形をはじめ、浅草線を行く電車たちの休む姿を見下ろせる。
歩道橋から西馬込駅方向を見ると、検修庫の左側で地下へと続く単線の線路がみえる。これが本線とつながる入出庫線。西馬込で客扱いを終えたくるまは、この単線線路から地上へ出て、池上二丁目交差点のガード先にある車止め直前までためらいなくまずすすむ。
そこから方向を逆転し入出庫線から分岐して検修庫に入ってくる。この途中に洗車機などもある。
こうしたスイッチバック配置になった理由のひとつは、土地の確保にある。馬込車両検修場の歴史も紆余曲折で、もともとは浅草線の北側、墨田区の向島や葛飾区の高砂にある車庫がルーツ。そこから拡大移転を経て、馬込にやってきた。
その旧馬込車両工場も、いまの場所ではなく、国道1号をはさんで西側、新幹線の高架橋にちかい位置にあった。いまの馬込車両検修場と同様にスイッチバックで入出するスタイルだった。
その旧馬込車両工場も手狭となって、いまの馬込車両検修場に移転。旧馬込車両工場の跡地はいま、立正大学付属 立正中学校・高校の校舎やグラウンドに……。
このいまの馬込車両検修場の敷地にも、紆余曲折「実はね……」がある。それは、検索してみて、歩いてみて確かめてみて。
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写真 記事:鉄道チャンネル編集部