可動式でも昇降式でもない、世界初のまったく新しいフルスクリーンホームドアが、うめきた(大阪)地下駅に登場か―――。

JR西日本は、JR西日本テクシア、ナブテスコと共同で、車両の車種に応じて自在に開口を構成できる新型フルスクリーンホームドアの開発に着手。

その1次試作機が完成した。実用化すれば世界発方式に。

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開発していく新型フルスクリーンホームドアは、ひとつの親扉の両側に2つの子扉を配置したユニットを連続し、上部から吊り下げる構造。

子扉が親扉の裏側に収納されつつ、ユニット自体も左右に自在に動作することで、開口エリアを自在に構成できる。また、上部マシンケースに駆動部・配線を収納することで、扉部のスリム化を実現させる。

車両タイプの判別は、入線する車種・編成を2Dセンサーでセンシングし、車両に搭載したIDタグで判別(JR西日本ホーム柵システムで導入済み)。

ホームドアと利用者の衝突や、ホームドアと車両の間に人が入り込んでしまう場合を配慮し、モーター過負荷検知機能と2Dセンサー・3Dセンサーを設置。安全性を確保する。

実用化すれば、梅田貨物駅跡の地下に建設中のうめきた(大阪)地下駅に設置。なにわ筋線からの車両にも対応させる。