国鉄117系を改造してJR西日本エリアを走らせる新型観光列車「WEST EXPRESS 銀河」。

2020 年5~9月は、京都・大阪~出雲市(伯備線経由)を週2往復程度走る夜行特急列車として走る。また2020年10月から2021年3月までは大阪と下関を同ペースで結ぶ昼行特急列車で走らせる。

座席は普通車指定席、グリーン車指定席、グリーン個室の3タイプ。特急料金は現行の特急料金と同額で、新設されるグリーン個室については新たに料金を設定する。

新規設定のグリーン個室料金は、一人あたり100kmまでが4360円。600kmまでが8450円。グリーン個室の定員は夜行が2名、昼行が2・3名。

京都・大阪~出雲市の夜行特急列車は、下り出雲市行きが、京都を21時ごろ出発し、出雲市に翌朝9時半ごろ到着する。停車駅が京都、新大阪、大阪、三ノ宮、神戸、西明石、姫路、生山、米子、安来、松江、玉造温泉、宍道、出雲市。

上り大阪行きは、出雲市を16時ごろに出発し、大阪に翌朝6時ごろに到着。停車駅は出雲市、宍道、玉造温泉、松江、安来、米子、根雨、備中高梁、神戸、三ノ宮、大阪。

<既報情報>

列車名「WEST EXPRESS 銀河」

「銀河」とは、広い宇宙に存在する様々な星の集まりを指します

この列車が運転する西日本エリアを宇宙に、各地の魅力的な地域を星になぞらえ

それらの地域を結ぶ列車という意味を込めました

エクステリア カラー

瑠璃紺(るりこん)色 : 西日本が誇る美しい海や空を表現しています

ロゴマーク

西日本エリアの魅力的な地域を星に見立て、その星々の間を列車が

移動する様子を曲線でデザインすることで、「WEST EXPRESS 銀河」が

魅力的な地域とお客様を結ぶ列車であることを表現しています

エクステリア 全体イメージ (1~3号車)

側面の長いラインは、長距離の旅をイメージさせるとともに、

誰もがもつ「遠くへ行きたい」という憧れを叶える列車であることを表現しています

エクステリア 全体イメージ (4~6号車)

1号車 グリーン車指定席

2号車・5号車 普通車指定席(ノビノビ座席)

3号車 普通車指定席(コンパートメント)

6号車 グリーン個室

3号車 フリースペース

4号車 フリースペース

6号車 フリースペース

新たな長距離列車の導入

・鉄道の強みを生かした地域と一体となった観光振興推進

・鉄道での旅に慣れた方から普段あまり鉄道を使われない方、さらに訪日観光まで幅広い方々に、気軽に鉄道の旅を楽しんでいただける、新たなコンセプトの列車を2020年春に導入

新たな長距離列車の車内デザイン

・ 1両ごとに異なる座席タイプを配置し、「多様性」を具体化

・ 「カジュアル」「くつろぎ」を両立できるシンプルながらも快適な車内空間

・ 鉄道ならではの旅の魅力を感じることができる「車窓」

新たな長距離列車の車内デザイン

1号車 グリーン車指定席 ファーストシート

2号車 普通車指定席(ノビノビ座席・女性席) クシェット(女性席)

3号車 普通車指定席(コンパートメント) ファミリーキャビン

5号車 普通車指定席(ノビノビ座席) クシェット

6号車 グリーン個室 プレミアルーム

デザイナープロフィール

川西 康之(かわにし やすゆき)氏

株式会社イチバンセン 代表取締役

プロフィール

・1976年 奈良県生まれ

・2014年 株式会社イチバンセン ICHIBANSEN 設立

イメージ画像:JR西日本
写真 記事:鉄道チャンネル編集部