「カメノテ」にシビれた!【鉄の一献 06】

2020.01.27

ようやく小田急線全70駅を撮影終了して、ホッとして向かったのは、また小田急江ノ島線善行駅です。「いちろう」さんは2回も紹介しちゃったので流石に今回は別のお店。西口を出て南に坂を上る途中にある「まるま」さんです。

実は、藤沢駅が頭端式ホームなので一番前に乗るコトにしているのですが、ホームからはもちろん車窓からも見上げると見える看板が気になっていたのです。

イワシと言えば銚子でイワシ専門のお店で食べたコトはありましたが、湘南のイワシは初めてです。17時の開店と同時に入ったのでまだ先客はいません。実は、この日は再撮影の後に行ったので何とクリスマス・イヴ、12月24日(火)です。いわゆる「クリぼっち」というヤツですかね。当然一人ですからカウンターに坐ります。オリジナルのウコン酒などが並んでいました。

生ビールがヱビス、これは良いですね。美味しい!突き出しが鰯コロッケ、これも見事でした。写真を写す前に食べちゃいました。すみません。

気分が良くなって早速「刺身盛」を頼みました。日本酒は山口県岩国の蔵「酒井酒造」の「五橋純米酒」を燗でいただきます。手前は鰆(サワラ)を軽く炙ったもの、これがまた美味しかった。ブリとマグロ中トロ、そして右の生シラスが良いね。

今朝あがったシラスとのこと、臭味も無く、生姜で美味しくいただきました。五橋純米は、柔らかな口当たり、やや酸味が強くぬる燗が美味いです。最高だね。

今日のおすすめ、実は入店直後の写真で、この後、最新のモノに差し替えられました。何とソコに「カメノテ」が登場していたのです。筆者は日本酒の肴で最も好きなモノを挙げろと言われれば、速攻で「フグ皮」「カメノテ」「フジツボ」と3つ並ぶ中の一品です。

しかし、「カメノテ」は、滅多にお目にかかれないのです。四国の宿毛で美味しいカメノテに宿毛でしか採れない大きな柚子の様な直七(なおしち)をたっぷりかけて食べたのが至福でした。直七は香りが優しく(柚子やスダチ、カボスに比べて)、酸っぱくないのです。

とにかく大将に「カメノテ珍しいですね」と訊くと「たまたま今日あったので」とのこと。早速茹でてもらいます。時間かかりますよ~。待ち遠しい。

待つ間に「カメノテ」について、ウィキペディアによれば、『石灰質の殻を持つ岩礁海岸の固着動物で、カメノテ属唯一の種である。甲殻類ミョウガガイ科に分類される。』という良く分からないもので、要は「フジツボ(コレも大好物)」の親戚の様なものらしいですね。四国、愛媛県で特によく食べられるそうです。道後温泉の居酒屋でも食べました。

出てきました!久しぶりの「カメノテ」です。

むいて、この筋肉の部分を食べます。激美味い! 塩ゆでしたスープも磯の香りの塊(かたまり)です。これでお酒が進みます。リンダ困っちゃう。

もちろん看板メニューのイワシもいただきました。味噌でたたいたもの、まぁ、言わば「なめろう」ですね。これも日本酒に合うのです。美味しいです。

小田急線全駅撮影も終わったし、美味しい肴に美味しい酒で超満足です。五橋純米を3本飲んで、上記の肴に舌鼓を撃って5000円でお釣りがきました。個人的には、実に「良いクリスマス・イヴ」でした。(笑)

「カメノテ」は滅多に無いとのことなので、次回は入荷を確認してから「おっとり刀」で駆けつけたいと思っています。

(写真・記事/住田至朗)


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