大宮と船橋を、JR武蔵野線よりも外側を結ぶように半環状で走る東武アーバンパークライン(東武野田線)が、2020年3月に大進化を遂げる。

進化ポイントその1は、逆井~六実の複線化。武蔵野線の外側、新京成線より東側のこの区間が複線化することで、列車の行き違いを可能にしたこと。

進化ポイントその2は、この逆井~六実 複線化で、大宮と船橋の間、野田線全線を直通する急行が走り出すこと。

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ここで注目してみたのは、その所要時間と運賃、ルートの選択肢。

日中時間帯に大宮~船橋で走る急行列車は毎時2本。所要時間はなんと16分も短縮し、最速76分(休日)。1時間16分で着いてしまう。

東武野田線よりも都心内側を走るJR武蔵野線で船橋から大宮へ行くと、西船橋・南浦和経由でだいたい1時間15分。別所信号所と東北貨物線を経由する大宮駅直通しもうさ号で1時間10分ほど。

船橋から総武線快速に乗って、東京駅で上野東京ラインに乗り換える東京経由ルートも、だいたい1時間15分。

ってことで、船橋~大宮は、野田線急行、武蔵野線経由、東京経由とも、ほぼ同じ所要時間。野田線の急行で行くという選択肢が増える。

野田線急行は、乗り換えがないのがいい。

IC運賃は、野田線急行が817円、武蔵野線経由・東京経由がともに935円。差額は118円。自販機でドリンク買えちゃう。

図 写真 記事:鉄道チャンネル編集部