「大阪と京都を結んで100年以上。京阪電車の自信を込めた座りごこちが、いま走り出す」 京阪電鉄は5月19日、座席指定特別車両「プレミアムカー」の公式サイトをオープン。同日にメディア向け撮影会も行い、各社が競って報じました。

同社のプレミアムカーは、特急用車両8000系8両編成(全10本)に、6号車(京都側から6両目)に組み込む座席指定車両です。JR東日本の普通列車グリーン車のサービスと同様、同車両には専属アテンダントが乗務。この車両に乗るさいは、乗車券のほかプレミアムカー券(400・500円)が必要です。同券の購入は、京阪「プレミアムカークラブ」サイトからか、特急停車駅の窓口などで可能です。

公式サイトには、プレミアムカーの特徴として「くつろぎの空間デザイン」「広いリクライニングシート」「大型テーブル」「全席コンセント配備」「無料Wi-Fi」「トランクも置けるラゲッジスペース」「専属アテンダント」「料金ワンコイン程度」の8つをあげています。

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座席配置は、2+1の3列。前後のシート間隔を従来よりも100ミリ拡大し、足元空間の余裕も生まれました。また、着座面の幅460mmのリクライニングシートは京阪初。座席には大型テーブル(一部除く)やコンセントも設置。大きな荷物を置けるラゲッジスペースも備えています。

プレミアムカーを組み入れた編成は、8月20日から営業運転。8月21日からは、 この編成を使用した全車両座席指定列車「ライナー」(枚方市発淀屋橋行き、樟葉発淀屋橋行き、各1本)も運行を始めます。3月末の発表では、枚方市(7:15ごろ発)→京橋(7:35ごろ)→天満橋→北浜→淀屋橋(7:45ごろ着)、樟葉(8:20ごろ発)→京橋(8:45ごろ)→天満橋→北浜→淀屋橋(8:55ごろ着)と走ります。