西日本随一の乗降客数を誇るJR大阪駅。その1日あたりの乗降客数は、1日43万人以上(※)にものぼります。

大阪駅6番線(手前)7番線(奥)。6番線は姫路方面行き、7番線は京都方面行き列車が発着します。停車しているのは207系。

そんなJR大阪駅に、ゆっくり飲み物や軽食をとりながら電車を眺めることができるスポットがあります。

それは、3F連絡橋にある「DELICAFE(デリカフェ)エキスプレス大阪」。8番線と9番線の中間にあるお店です。

待ち合わせスポットとしてもよく使われるカフェ

ADVERTISEMENT

店内はそれほど広くなく、テーブル席と窓に向かったカウンター席、合わせて約20席があります。カウンター席は10席もありません。

そして、絶景が楽しめるのはカウンター席。なんと、電車が発着する様子をすぐ下に見ることができるのです。実際に座ってみた景色がこちら。

9番線には321系が停車中

電車が停まっているのが9番線、その右側の線路は8番線です。どちらも京都方面(奥)に向かう電車が発着するホームです。

8番線はほとんど真上からの眺め

8番線はかなり真上近くから見下ろすことになります。見える大部分は屋根。そのため、どの電車かちょっとわかりにくいときがあります。これは……321系でしょうか? 電車そのものはちょっと見にくいですが、ホームの乗降客の流れを見ているのもまた面白いですよ。

また、8、9番線両方に電車が入ってくることもあります。このときはちょっとテンションが上がります。

8番線に221系がやってきました。並んでいると、9番線の車両はほとんど見えません

なお、この写真はカウンターの右端よりの席から撮りました。同じカウンターでも、座る場所によって見える角度は変わります。見えやすい席を選べればベストなのですが、カウンター席は満席になっていることも多く、席を選ぶ余地がないこともしばしば。入店前に外からカウンター席の空き具合を確認するのは必須です。

なお、カウンター席が満席だった!でも、ちょっと時間があるから電車眺めてのんびりしたい、というときは、カフェのすぐ隣のデッキに行くのもあり。

カフェのすぐ隣のデッキは線路の真上。行き交う電車を見ているだけで時間があっという間に過ぎます。

カフェで飲み物をテイクアウトしてもよし、ホームの売店や自販機でペットボトル飲料を買ってもよし。ソファに座ってゆっくり飲み物を楽しみながら、電車の往来を心ゆくまで眺めることができるスポットです。

なお、カフェは店内でWi-Fiが利用でき、カウンター席には電源もあります。飲み物はコーヒー315円(税別・2020年1月現在)とお手頃価格。飲み物以外にもサンドイッチなどのフードメニューや季節限定メニューなどもあります。改札を出る必要もないので、通勤通学の際のちょっとした休憩や、旅行で電車の発車時刻までちょっと時間を潰したいとき、待ち合わせなどにどうぞ。

記事/写真:鶴原早恵子

※……2018年度・JR西日本公式サイト
https://www.westjr.co.jp/fan/ranking/