JR東日本は同社のWEBサイトトップに【新型コロナウイルス関連のお知らせ】を掲示しています。その中では社員のマスク着用やオフピーク通勤協力の呼びかけだけでなく、列車内の換気についても触れられており、E5系やE259系の換気イメージ図が公開されています。

モデル:E5系

新幹線車両は高速走行のため車内の気密性を高めていますが、換気装置により常時換気を行っています。E5系では図のように換気装置で取り込んだ空気を空調装置で循環させており、車外に排出する際は換気装置を通します。

モデル:E259系

在来線の特急車両や普通列車グリーン車では外気取り込み用のファンや排気ファンを使用しています。「成田エクスプレス」などに使用されるE259系では室外から空気を取り込むのは空調装置の役目。車内の空気は車両端部に配置された排気扇を通じて車外に排出されます。

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これらの工夫により新幹線や在来線の特急車両はおおむね6~8分で空気の入れ替えが完了します。在来線の普通列車等はドアの開け閉めや走行に伴い外気が導入されるほか、空調装置により外気温や車内の温度、乗車率等に応じて適宜換気を行っているとのこと。

鉄道チャンネル編集部
画像:JR東日本