横須賀線 総武線 E235系 登場前夜、E217系の編成両数やボックス席車をチェック
横須賀線と総武線を結び、三浦半島と房総半島の東京湾岸を行き来している、軽量ステンレス車体の近郊形電車 E217系。
そんなみなれたE217系も、いよいよE235系1000番台の登場で、その行方が注目されている。
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横須賀・総武快速線にE235系1000番台
2020年度から745両導入
普通車セミクロスシートなくなる
https://tetsudo-ch.com/281354.html
TwitterではすでにE235系1000番台のグリーン車が出場したシーンが公開されている。
E235系1000番台
総武快速・横須賀線用 グリーン車2両(サロE234-1001+サロE235-1001)
高崎操車場にてついにスカ色のE235系の一部が姿を現しましたね!先頭車両のお目見えも楽しみです。
iPhone11Proのナイトモード、画質がめっちゃ良いですね! pic.twitter.com/4yL1rSRaVc— 群馬総合車両センター (@yuuyae233) April 21, 2020
そこであらためてE217系について。
登場は1994(平成6)年。鋼製ボディの113系を置き換えるべく、川崎重工業、東急車輛製造、JR東日本新津車両製作所、同 大船工場で745両がつくられた。
113系が3ドアに対し、E217系は4ドア。JR東日本近郊用車両で初めて片側4ドアを採用し、千葉方にボックスシートを組み入れたセミクロス構成に。
編成は、11両の基本編成51本(561両)と、4両の付属編成46本(184両)。そのすべてが鎌倉車両センター(横クラ)に所属する。
このE217系在籍数と同じ数、745両のE235系1000番台をつくるとJR東日本は公表しているから、既存のE217系すべてがE235系に置き換わる見込み。
E217系は、1994年に初めて登場し、その5年後の1999年にすべての113系を置き換えたことから、“完全E235系化”も5年またはそれ以下の納期で達成するか。
製造中の横須賀線 総武線 E235系1000番台は、オールロングシートだから、E217系のボックス席を体感できるのも、あと5年か。そこであらためてその位置をチェック。
E217系のボックス席は、11両基本編成の千葉方3両にある。号車と形式でいうと、11号車クハE217、10号車サハE217、9号車モハE217。
偶然にも、クハ、サハ、モハの3種類にボックス席が置かれてるから、床下のモータ音を聞きながらって人は9号車モハE217を、運転台の先に抜けてみえる風景をちらっとみたいって人は11号車クハE217を、という選択もあり。
E217系のモータつき車両(電動車)は、横浜・大船方から2号車モハE216、3号車モハE217、8号車モハE216、9号車モハE217の4両。そのほかは、クハ(先頭車)、サハ(モータなし中間車)、サロ(グリーン車)の4M7T。
たとえば君津13:50発 久里浜行き 4366F 1366F 1367S は、久里浜まで154.6km、3時間7分。上総一ノ宮19:55発 久里浜行き 4902F 1902F 1903S は、久里浜まで155.5km、2時間56分。
E217系ボックス席もあと5年。東京湾をぐるっと1周する150km超え3時間のボックス席旅は、どう?