オンライン配信イメージ 画像:東武鉄道

東武鉄道は2020(令和2)年6月20日(土)、Web会議サービス「Zoom」を使用し、同社初となるSL大樹の「オンライン乗車体験」を実施する。

「SL大樹」は鬼怒川線 下今市駅~鬼怒川温泉駅間で運行する東武の観光列車。新型コロナウイルス感染症の影響で運休が続いているが、7月からの運行再開に向け、期待感を創出することを目的として今回のオンライン配信を計画した。

抽選で選ばれた合計90名の参加者を、SLに乗車するSL観光アテンダントがおもてなし。参加者はSLがホームに入線する瞬間から映像を楽しむことができる。車窓からの風景はもちろんのこと、アテンダントや乗客同士の会話も楽しめるため、まるで本当にSL大樹に乗車しているかのような臨場感あふれるものになるという。

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同日はSL大樹公式Facebookにてライブ配信も実施する。会話こそできないものの、SL運転台からの前面展望映像(東武ワールドスクウェア駅~鬼怒川温泉駅)や、転車台における車掌車からの転車風景が楽しめる。こちらは参加費や参加人数等の制約はなく、後日SL大樹公式YouTubeアカウント等でアーカイブを配信する予定だ。

「SL大樹オンライン乗車体験」への応募締め切りは6月11日(木)12時まで。Zoomアカウントを取得し、メールで申し込みを行うことで抽選に参加できる。参加費は無料だが、ネット環境に伴う通信費は自己負担。当選者には後日連絡があるという。

「Zoom」は新型コロナウイルス感染症の影響により脚光を浴びるWeb会議サービス。ビデオ会議需要により米Zoom社の20年2-4月売上高は前年同期比2.7倍、ユーザー数が4.5倍になるなど急成長を遂げている。

鉄道チャンネル編集部