津軽線 青森~蟹田 27.0km、奥羽線 秋田~青森 185.8km を走る列車に、7月1日から線路設備モニタリング装置を導入する。

線路設備モニタリング装置を導入する車両は4編成、各編成1両の床下に軌道変位モニタリング装置と軌道材料モニタリング装置を設置する。

軌道変位モニタリング装置は、レーザーと加速度計、ジャイロ装置(車体の傾きを検出する装置)から線路の歪みを測定。測定したデータは無線で担当所の保線技術センターに伝送する。

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軌道材料モニタリング装置は、レールとマクラギを固定する金具(レール締結装置)や、レールとレールをつなぐボルト(継目板ボルト)の状態などを撮影する。

また、線路設備モニタリング装置導入後も、3か月に1回、徒歩による線路点検と2週間に1回、列車による線路の揺れなどの確認も併用して実施。

さらに、駅構内の線路は線路設備モニタリング装置で測定できないことから、従来通り3週間に1回、徒歩による線路点検を実施する。