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きのう山手線 E235系が、4号車サハE235の床下につく線路設備モニタリング装置を作動させながら営業運転していた。その動画が↑↑↑

JR東日本の線路設備モニタリング装置は、軌道変位モニタリング装置と軌道材料モニタリング装置で構成。各形式列車の床下に設置し、営業運転中にモニタリング。2020年度末までに50線区に導入し、同社の線路延長の7割をカバーする。

軌道変位モニタリング装置

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軌道変位モニタリング装置は、レールにレーザーを照射し、レール長さ方向の凹凸、レール側面の長さ方向の凹凸、左右レールの高さの差、左右レール間の距離を測定する。

待避線に入った場合や折返し運転を行った場合でも、位置を検知して自動的に処理。測定したデータは無線で保線技術センターに伝送する。

同技術は、鉄道総合技術研究所(鉄道総研)が開発した技術をさらに発展させ、測定装置を営業車両の狭い床下に搭載できた。

軌道材料モニタリング装置

軌道材料モニタリング装置は、距離を測定できるカメラ(プロファイルカメラ)と濃淡が分かるカメラ(ラインセンサーカメラ)でレールと枕木を固定する金具(レール締結装置)の状態やレールとレールをつなぐボルト(継目板ボルト)の状態などを撮影。不具合を自動判定できる。

また、在来線の最高列車速度 時速130km でも枕木1本1本の状態を確認できる画像を収録できる。

こうした線路設備モニタリング装置で、たとえば毎週徒歩で実施していた線路点検作業が効率化できる。さらに、社員の安全性向上に加え、線路点検の品質も向上する。

これら装置で測定・収録したデータのノイズ除去や位置合わせ、不具合の抽出といったデータ処理は、JR東日本グループの日本線路技術が担う。

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