「重連電機・12系客車 夜行急行『三峰51号』熊谷・石原行の旅」――日本旅行と秩父鉄道の共同企画で今夏出発

日本旅行と秩父鉄道は、2018年から実施している12系客車と重連電気機関車で編成された客車夜行急行列車の旅を再び企画。今夏は8月29日(土)出発の設定で、7月6日(月)15時より日本旅行大阪法人営業支店のWEBサイトで発売する。
本企画では往時の座席客車夜行急行を再現する。日本企画は「熟年の方には若かりし頃に倹約旅行をした郷愁を、若い方には今では乗車することさえ難しくなった座席夜行列車の旅情を感じていただきます」とし、万人が楽しめるプランになっていることをアピールした。
第4回となる今回は、前回同様に運転区間を翌朝の石原まで延長運転することに加え、オプショナルツアーとして初めて「デキ(電気機関車)運転体験」の設定も行った。
最少催行人員は100名。旅行代金は2席占有プランが大人18,000円、小人16,000円。1ボックス専用プランが大人34,000円、小人31,000円。オプショナルツアーは大人・小人同額で7,500円。三密を避けるため基本(1名1席)プランの設定はない。
ツアー中は2種類の三峰号ヘッドマークを掲出するほか、[熊谷~羽生間]では先頭の蒸気機関車のみパンタグラフを上昇、[熊谷~三峰口間]では使用する電気機関車2台ともパンタグラフを上昇させる。また参加者には三峰号記念硬券も進呈され、三峰口では普段は客車が入線しない1番線で参加者限定の撮影会が行われる。
新型コロナウイルス流行下における催行ということで、各方面の協力を得て感染防止策を万全に講ずるとしており、検温やマスク着用など参加者にも対策が求められる。
鉄道チャンネル編集部