米屋こうじさん 写真提供:交通環境整備ネットワーク

鉄道写真家・米屋こうじさんの作品展「鉄道幻風景」が東京都内で開かれている。8月24日まで。ライフワークと位置付ける「アジアの人と鉄道」が主テーマ。2018年10月から今年1月までに撮影した、最新作約30点を展示している。

今回の訪問国はミャンマー、ベトナム、スリランカ、バングラデシュ。経済成長が進む4カ国は鉄道の近代化が急ピッチながら、既に日本では失われた鉄道の原点に遭遇するケースも多く、日常からかけ離れた光景を「幻風景」と名付けた。民家の軒先のような駅に停車する列車など印象に残る作品が並ぶ。

会場は千代田区の富士フイルムイメージングプラザ東京ギャラリー。10~19時(最終日14時まで)。火曜日休館。

ADVERTISEMENT

文/写真:上里夏生