北海道新幹線 青函トンネル内初の210km運転 今年12月31日から来年1月4日まで

2020.10.01

北海道新幹線の高速運転イメージ 画像:国土交通省資料から

国土交通省は9月24日、北海道新幹線の青函トンネル内(約54km)について今年の年末年始に時間帯を限定して、最高時速を現在の時速160kmから210kmに引き上げることを決めた。高速運転するのは12月31日から来年1月4日までの5日間で、各日とも始発から15時30分ごろに実施する。

北海道新幹線は青函トンネルを中心とする約82kmで在来線と線路を共用し、貨物列車とすれ違う。運転速度は貨物列車の安全に配慮して2016年3月の開業時から140kmとし、昨年3月のダイヤ改正で160kmに引き上げた。

国交省は北海道新幹線の運転速度に関し、安全性重視の観点から有識者や鉄道事業者などで構成する国の交通政策審議会ワーキンググループ(WG)で審議することにしており、今回はWGで指摘された貨物列車の誤進入防止システム、レール削正などの準備が整ったことから、貨物本数が少ない年末年始限定で初めて210km運転することにした。

高速運転するのは同時間帯に青函トンネルを抜ける上下各7本。東京―新函館北斗間の所要時間は3分間程度短縮される。具体的ダイヤはJR北海道が発表する。

北海道新幹線の高速運転による所要時間短縮は、北海道の経済界からの要請が強い。国交省は引き続き260km運転を目指し、新幹線と貨物列車の運転時間帯区分にはじめとする課題の整理・解決に努める。

文:上里夏生


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