13000系5次車順次導入、新型ATSは京阪線全線へ……京阪電鉄の「安全安心」目指す施策・サービス展開

2021.01.27

京阪13000系イメージ 写真:Keiji “tekito” NISHINO / PIXTA

京阪電鉄は27日、2020年に発表した「京阪グループにおける今後の事業の方向性」に基づいたサービス拡充や、「安全安心」のさらなる向上に向けた施策展開の概要を発表した。本稿では13000系5次車の導入や、ATSの京阪線全線への導入など、注目トピックをご紹介したい。

13000系5次車、6編成36両導入へ

13000系5次車には1車両につき3台車内防犯カメラが設置される 画像:京阪電鉄

京阪電鉄は安全性の向上や環境への配慮、バリアフリーへの対応に主眼を置いて開発した新型車両13000系(5次車)6編成36両を新たに導入する。京橋駅1・2番線におけるホームドア設置(2021年度中竣工予定)に伴い、2021年2月以降に5000系車両を順次置き換え、2021年6月頃には置き換えが完了する見込み。

13000系(5次車)には「戸挟み検知装置」が新設される。これは乗降用扉の上部に設置したセンサーにより、扉開閉時に傘や杖などの挟み込みを検知して乗務員に知らせるもので、発車時の更なる安全性向上に寄与する。

また乗降用扉上部には「広告用デジタルサイネージ」(1車両あたり3カ所)を設置し、鉄道サービスの充実化を図る。すでに導入済みの13000系(7両編成)49両についても、2022年度中に設置工事が完了する予定だ。

その他にも、13000系(5次車)には、通勤型車両として初めて、車内防犯カメラを1車両あたり3カ所設置する。

6000系車両リニューアル

広告用デジタルサイネージ 画像:京阪電鉄

6000系車両は1983年から導入された形式で、鉄道友の会「ローレル賞」を受賞した。2013年からリニューアルが進められており、すでに14編成112両中10編成80両が刷新済み。2021年度はさらに2編成16両のリニューアルを行う。

これまでは床下機器の更新や補助電源装置のSIV化、車いすスペースや液晶型車内案内表示器、誘導鈴・ドアチャイム・開閉予告灯の設置といったバリアフリー対応、内装材の取り替えや座席の更新などが行われてきたが、2020年度のリニューアル車両からは乗降用扉上部(車内)に広告用デジタルサイネージの設置している。同装置に関しては、2022年度中に6000系リニューアル済車両全編成への設置工事が完了する予定。

次ページ新型ATS、間もなく京阪線「全線」へ導入完了


LINEで送る

オススメ記事

こちらの記事もオススメです