公共交通の利用を呼び掛ける啓発ポスター

春の新生活は「あんしん・安全な」公共交通で!  中部運輸局は新社会人や新入生に、鉄道やバスの公共交通機関の利用を呼び掛ける啓発・PRポスターを制作、中部圏の鉄道駅やバス待合室、自治体などの公共施設に掲出している。

鉄道やバスが快適に利用できる中部圏でも、コロナの影響は一定程度みられる。中部運輸局がまとめた、JR各社を除く鉄道事業者26社(者)のデータでは、2020年12月の前年同月に比べた利用客数は買い物客や旅行客の定期外が60%、コロナの影響を受けにくいとされる定期でも86%にとどまり、事業者の経営に打撃を与える。

中部運輸局は、新入社員や新入生が通勤・通学手段を決める新年度の4月に向けて公共交通の利用を呼び掛ける。具体的には、鉄道やバスで徹底した感染拡大防止策が取られることを中心に発信する。

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ポスターは、マスクを着けた新入社員や新入生を、同じくマスク姿の鉄道やバスの社員・職員が迎えるデザイン。「鉄道・バスはしっかり換気されています」「定期的な清掃・消毒を行っています」「従業員のマスク着用・健康管理を行っています」のフレーズで、鉄道やバスの安全・安心を紹介する。

制作枚数約1万5000枚。ポスターの図柄は中部運輸局のホームページからダウンロードできる。

文:上里夏生
(画像:中部運輸局)