ロボカップジャパンオープンで玉川大学チームが優勝! 入学してすぐロボット開発現場に飛び込んだ1年生3人に聞く

2021.03.15

学部や学科、経験や知識も不問。やる気があればすぐにロボット開発チームの一員になれる―――そんな型破りのプロジェクトチームが注目を集めている。

ここは、文学部・農学部・工学部・経営学部・教育学部・芸術学部・リベラルアーツ学部・観光学部などをもつ総合大学、玉川大学。

同大学のロボティクスラボに出入りするロボット開発チーム「eR@sers」(イレイサーズ)は2020年12月、ロボカップジャパンオープン2020@ホーム部門エデュケーションリーグに出場し、みごと優勝。

さらに、@ホーム部門 エデュケーションリーグTDP優秀論文賞も受賞し、ダブル受賞という快挙を成し遂げた。

この大会に出場したチームeR@sersメンバーのなかには、なんと1年生もいる。入学してすぐ、玉川大学ロボティクスラボに飛び込んだ彼らは、どんな思いでロボット開発の最先端を突っ走っているか。3人の1年生に聞いた。

ROS やPythonなどを学び、ロボットをイメージ通りに動かしたい

左から、小林遼平さん、磯田ショーン佳宏さん、小銭勘太さん。3人とも、玉川大学 工学部 情報通信工学科の1年生(新2年生)。

―――彼らはいまこの玉川大学ロボティクスラボでどんな研究・開発をしているのか。

「ロボットを動かすプログラミングの練習と、Pepperを触りながらロボットの構造を学んでます。プログラミングは、C言語とかPython(パイソン)などのプログラミング言語、ROS(Robot Operating System)など学んでます」(ショーンさん)

「ショーンくんと同じで、Pepperを触りながらロボットの構造を学んだり、大会にむけた課題をROSで解決していく作業を続けています。eR@sersでの活動は、すべて授業外の課外活動というかたち。毎日楽しいです」(勘太さん)

「今回のロボカップではシミュレーション競技に出場するチームに入りました。トヨタの生活支援ロボットHSR(Human Support Robot)のシミュレーションを手がけました」

「そのシミュレーションでは、イメージと実機の動きがなかなか合致しなくて、ものをつかむという動作が難しいことがわかりました。いま、そこを解決すべく、プログラミングでチューニングしています。あとは、画像認識などの勉強をしています」(遼平さん)

セキュリティ、医療、マルチメディア…めざす道は違えども学ぶ場はいっしょ

―――玉川大学ロボティクスラボでの時間をどう活かし、どこをめざすか。

「玉川大学 情報通信工学科でいま3つの分野に興味がある。ロボット、視覚情報処理、そして量子マルチメディア。どれも深く研究したいという思いがある」(ショーンさん)

「将来はネットセキュリティ関連企業のエキスパートとして活躍できればと思っています。サイバーアタックなどの防御システム構築や、強固な無線コネクションなども手がけたい。これから2年ぐらいかけて、道をいろいろ探してみたい」(ショーンさん)

「ぼくは医療系分野へすすみたい。医療現場を手助けするロボットの開発や、介護分野で活躍するロボットもつくっていきたい。家族が医療分野に関わっていることから、将来はそのサポートもできればいいなと思います」(勘太さん)

「ロボットだけじゃなくて、マルチメディアの世界で自分の技術を試したいと思ってます。いまこのロボティクスラボでで、音声認識なども学べるのがうれしいですね。将来は、いままでの常識を覆すような斬新な音響機器をつくりたい」

「ワイヤレスやノイズキャンセリング機能といった既存システムを超える、新しいものをつくりたいなって思ってます。革新的なイノベーション、ソリューションを起こしたい」(遼平さん)

学部学科の枠を超えた学びと体験の場がある玉川大学

「プログラミングやシミュレーションも好きなうえに、ハードウエアが得意で、3Dプリンターも使いながらロボットを開発してみたい。他学部の学生たちも巻き込んで、いろいろな考えや得意分野を組み合わせて、新しいインパクトをつくりたいなとも思っています」

そう遼平さんがいうように、総合大学の玉川大学は今後、学部学科の枠を超えた学びと体験の場をいろいろ創出していくという。

その出会いの拠点のひとつが、玉川大学ロボティクスラボ。このロボティクスラボの“主”で、ロボット開発チーム「eR@sers」(イレイサーズ)を率いる同大学 工学部 情報通信工学科 岡田浩之教授はこう話していた。

「今回のロボカップジャパンオープン2020@ホーム部門エデュケーションリーグ優勝は、プロジェクトメンバー全員の優れたチームワークでロボット開発に挑んだ結果。また、ロボティクスラボにリモートによるロボット開発環境をいち早く整え、コロナ禍のリモート授業の合間にも、自宅からロボットプログラミングを行えたことが、よかったと思います」

―――そんな玉川大学は、3月21日(日)10:00~15:00にオープンキャンパスを開催。気になる人は、公式ホームページをチェックしてみて。

◆玉川大学 工学部 情報通信工学科
https://www.tamagawa.ac.jp/college_of_engineering/it/

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