※2021年4月12日14時7分追記
本稿で紹介したきっぷ3種について、JR西日本より当分の間発売を見合わせると発表がありました。(鉄道チャンネル編集部)

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JR西日本は2021年4月9日、JR西日本全線をお得に巡れる「JR西日本 どこでもきっぷ」とその関西版「JR西日本 関西どこでもきっぷ」、そして満50歳以上が対象の「西なびグリーンパス」を新たに発売すると発表した。

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4月~6月の期間限定ながら、その設定は「破格」といって差し支えない。新幹線や特急列車、普通列車の普通車自由席とJR西日本宮島フェリーが乗り放題。指定席も複数回利用可、しかも1名から使用できるという。GW期間中も追加料金はなく、地域の観光施設や飲食店などで使える特典も用意されている。

駅レンタカーも1日4,000円で借りることができる。いずれかのきっぷを購入し、駅レンタカー西日本予約センターや九州予約センターに、電話やインターネットで事前予約すればOKだ。

「JR西日本 どこでもきっぷ」「JR西日本 関西どこでもきっぷ」

JR西日本全線が乗り放題になるきっぷと、その関西エリア版。

「JR西日本 どこでもきっぷ」は2日間用、3日間用の2種類用意されており、価格は2日間用が18,000円、3日間用が22,000円。2日間用は旅行会社のみの発売。3日間用はJR西日本ネット予約「e5489」やJR西日本・JR九州(福岡県・佐賀県内)管内の主な旅行会社で扱う。駅のみどりの窓口では発売しない。

「JR西日本 関西どこでもきっぷ」は2日間用のみ発売。価格は10,000円で、乗り放題エリアは関西圏に限られる(上記画像の橙色の路線)。

※1、乗り放題エリアは上記画像参照、※2、2日間用は旅行会社のみ発売

「JR西日本 どこでもきっぷ」では、IRいしかわ鉄道線の金沢~津端間、あいの風とやま鉄道線の富山~高岡間はJR西日本線へ通過利用する場合に限り別途運賃・料金は不要。ただし乗車整理券やライナー料金が必要な列車に乗る場合は別途料金が必要になる。

注意点として、寝台列車など一部列車は利用できない。また北陸新幹線「かがやき」特急「はまかぜ」「らくラクはりま」は全車指定席のため、指定席を予約せず乗車する場合は別途指定料金が必要になる。

上越妙高駅や亀山駅など、JR西日本以外の駅や受取設備のない駅ではきっぷの受取ができないため、事前に受け取り可能駅は確認しておきたい。

きっぷの発売期間や利用期間

<発売期間>
2日間用:2021年4月16日~6月22日
3日間用:2021年4月16日~6月21日
※利用開始日の1カ月前の10時から7日前まで発売

<利用期間>
2021年4月27日~6月30日
※2日間用は6月29日出発分まで、3日間用は6月28日出発分まで発売。

満50歳以上対象の「西なびグリーンパス」

JR西日本・JR九州(福岡県・佐賀県内)管内の主な旅行会社で発売されるのが、利用開始時時点で満50歳以上の方を対象とした「西なびグリーンパス」だ。

こちらは3日間用、5日間用が用意されており、グリーン車指定席や普通車指定席も8回まで利用できる。もちろん新快速や快速、普通列車にも乗車できる。

きっぷの発売期間や利用期間

<発売期間>
3日間用:2021年4月16日~6月21日
5日間用:2021年4月16日~6月19日
※利用開始日の1カ月前の10時から7日前まで発売

<利用期間>
2021年4月27日~6月30日
※3日間用は6月28日出発分まで、5日間用は6月26日出発分まで発売。

鉄道チャンネル編集部
(画像:JR西日本)