「ローカルに暮らし、ときどき出社」 JR西日本と近畿圏3市が「おためし地方暮らし」

2021.04.13

古民家や琵琶湖湖岸などの特徴を持つ、おためし地方暮らしの住まい一覧

JR西日本はニューノーマル(新しい常態)対応として、2021年6月1日から、兵庫県丹波篠山、京都府南丹、滋賀県高島の沿線3市と共同で、「おためし地方暮らし」と銘打った共同プロジェクトをスタートさせる。「仕事はそのまま、ローカルに暮らし、ときどき出社」のキャッチフレーズ通り、京都、大阪、神戸の近畿3都市への通勤者がいる家庭に1~3ヵ月間の期間限定で3市に移住・滞在してもらい、将来的な定住人口拡大や二地域居住促進につなげる。

コロナによる社会変化を表すニューノーマルを、沿線エリアの振興や鉄道の利用促進につなげる取り組み。テレワークで働く京阪神居住者の地方移住の可能性を探る。

プロジェクトでは、自治体が古民家などをリノベーションした一戸建ての住宅を用意。テレワーク対応では、高速インターネットの通信環境やコワーキングスペースを整える。賃料は1ヵ月3万~9万7000円で、自治体が定額または一定割合を支援する。滞在期間により「長期」と「短期」の2タイプに分かれ、短期は家具や家電製品が用意されるので、いわゆる〝手ぶら移住〟も可能だ。

JR西日本は、おためし地方暮らし参加者へのサービスとして「鉄道サブスクサービス」を考案。毎月一定額を支払うと、月20回まで、最寄り駅から京阪神のオフィス最寄り駅までの特急を含む列車に乗車できる。

関西圏は多くの地域で人口減少が進み、移住・定住人口拡大が自治体の政策課題になっている。丹波篠山、南丹、高島の3市は大阪駅までの所要時間が1時間から1時間半で、通勤も十分に可能だ。

JR西日本は2021年4月21日に、3市への移住者が体験を披露するオンラインセミナーを開催。今後は企業向けに、沿線地方圏の社宅や寮を紹介する取り組みも進める。

文:上里夏生
(資料:JR西日本)


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