いま国内本州は、北は新青森、西は新下関まで、新幹線のレールで結ばれている。この東北新幹線・東海道新幹線・山陽新幹線で新青森から新下関へは、8~9時間ほどで行けてしまう。

そんないま、日本海沿いに敷かれた在来線のレールを伝っていくと、どんな旅になるか―――。

これまで、1日目の青森→金沢、2日目の金沢→米子を記してきた。青森→金沢は、特急いなほや、えちごトキめき鉄道の架線下DCを使う列車旅。金沢→米子は、小浜線や京都丹後鉄道で海沿いを愛でるローカル線時間だった。

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今回は、最終日の3日目。米子から下関へ。

2日目は、米子から先、夜の行く普通列車や特急スーパーまつかぜで浜田や益田まで行けたところを、ポジティブに断念。

米子駅前の宿に19時前にチェックインし、米子を翌朝8時半に発つ普通列車で最終目的地の下関へとむかうように行程を組んでみた。

行程表記↓↓↓かっこ内は列車番号、駅名の直後の数字が発時刻、駅名の直前の数字が着時刻。平日ダイヤでみて、特急列車などの優等列車も使ってみる。

3日目 米子→下関 山陰線 仙崎支線を歩く、旅の終わりは新幹線500系!?

米子830(133D)1242益田1311(157D)1502長門市…徒歩30分…仙崎1627(1632D)1631長門市1634(973D)1749小串1753(881D)1835下関

青森から下関へ、日本海沿いの在来線をたどり、海を愛でながらの列車旅。最終日の3日目は、優等列車などに乗らず、ひたすら普通列車のローカル線時間。

途中、長門市駅から、山陰線 仙崎支線の線路に沿って30分ほど歩き、仙崎へ。仙崎漁港のまわりをゆっくり歩いてみる時間を加えてみた。

―――そんなスローな旅の余韻に浸ることなく、一気に現代ペースへと取り戻すならば、下関1752発(3352M)で新下関へ。

新下関1910発 山陽新幹線こだま870号で広島に2018着。のぞみ62号に乗り継げば、新大阪に2104、名古屋に2155、東京に2353に戻ってこれる。

ちなみに、こだま870号は、500系8両編成―――。

◆金沢→米子 12時間半、小浜線&京都丹後鉄道で《青森~下関を日本海沿い在来線で行く旅…新幹線なら9時間》
https://tetsudo-ch.com/11529854.html

◆青森→金沢 14時間、特急いなほ&架線下DCで《青森~下関を日本海沿い在来線で行く旅…新幹線なら9時間》
https://tetsudo-ch.com/11529705.html

◆京都9時前出発、山陰線を青春18きっぷでゆっくり行く2021春
https://tetsudo-ch.com/11255122.html

◆新幹線の2倍料金&所要時間12倍、名古屋→新大阪で人生一回は試したい道
https://tetsudo-ch.com/11370568.html