JR東海の新幹線車内と駅構内案内の音声には、アドバンスト・メディア社「多言語翻訳アナウンスサービス」と連携したReadSpeaker(HOYA MD部門)の音声合成(text-to-speech, TTS)が採用されている。

JR東海に採用されたアドバンスト・メディア社の「多言語翻訳アナウンスサービス」は、音声認識、またはタッチで4か国語(日・英・中・韓)の翻訳結果の呼び出しが可能で、新幹線車内と駅構内に、高音質な音声合成によるアナウンスができる。

また、この「多言語翻訳アナウンスサービス」にReadSpeakerの音声合成ソフトが搭載されている。

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このReadSpeaker 音声合成ソフトをアプリに組み込むことで、定例の案内放送だけでなく、状況によって変化する案内放送を即時に音声でき、さまざまなシーンに音声で対応できるようになった。

またReadSpeakerは多言語に対応し、日本語と外国語の両方で案内もできる。

さらに、ReadSpeakerのシンプルなAPI群は、言語・話者を問わず共通化されており、効率良くかつスピーディーな開発を実現。

テキストデータからかんたんかつ動的に音声を作成でき、さまざまなテキストを即時に声としてユーザーに伝えられる。

ReadSpeakerの音声合成ソリューションは日本国内をはじめ、アメリカ、ヨーロッパなどで展開中。IVR、車載機、AI対話サービス、放送、Web読み上げサービスなどの用途で活かされている。

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