一般の部大賞 佐野哲朗さん「新種で~す」 

2021年6月23日(水)~8月20日(金)にかけて募集が行われた「第14回 タムロン鉄道風景コンテスト 私の好きな鉄道風景ベストショット」の審査結果が発表された。

「タムロン鉄道風景コンテスト」は鉄道風景写真、鉄道のあるスナップ写真など、鉄道とその周辺を入れ込んだ写真であれば風景・スナップ問わず広く応募可能な写真コンテスト。審査員は鉄道写真家として著名な広田尚敬さん、フォトライターの矢野直美さんが務めた。今回の応募総点数7,630点、応募のべ人数1,947人。入賞作品は全87点。

「一般の部 大賞(さいたま市長賞)」を受賞したのは佐野哲朗さん(静岡県)。デビューしたばかりの「サフィール踊り子」を魚眼レンズで撮影した。構成力が抜きんでた一枚で、選評には次のように書かれている。

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「鉄道写真には〝構図〟というものがないと僕は思っています。作品の良し悪しを決めるのは、ほとんどが〝構成力〟。この写真は構成力が非常にいいですね。左側もギリギリ、右も画面ギリギリ。ハイライトの輝点が真ん中ではなく少し右に寄っているところもいいです。非常に迫力があり、斬新な作品といえます」(広田尚敬氏さんの選評から抜粋)

小・中・高校生の部大賞 加納優一さん「俺、飛んでる!」 

「小・中・高校生の部 大賞(さいたま市教育委員会 教育長賞)」を受賞したのは加納優一さん(千葉県)。EF59のデッキで映画「タイタニック」の有名なシーンを再現し、空の広がりも含めたダイナミックな一枚だ。

ユーモアフォト賞 月山栄敏さん「鬼怒太(きぬた)コロナ禍に怒る」

「ユーモアフォト賞(さいたま商工会議所 会頭賞)」を受賞したのは月山栄敏さん(千葉県)。位置取りを計算し、SL大樹と鬼怒太像を組み合わせ、頭から煙が吹いているように見せたユニークな一枚。

詳細結果はタムロンホームページで公開。今回の入賞作品写真展は2021年10月14日~29日までの16日間にわたり、そごう大宮店3階特設会場にて開催される。入場料は無料。

画像:タムロン
記事:鉄道チャンネル(https://tetsudo-ch.com/