京成電鉄は2021年度、アクセス特急用の3100形8両編成を2本、追加導入する。すでに1本は9月に投入済みで、このあと年度内にもう1本が搬入される予定。

また、既存の車両の列車無線をデジタル化する動きも加速させる。ことし4月から順次使用を開始したデジタル方式の列車無線は、未設置の車両について引き続き車上設備工事を推進するほか、運転規制などの情報を乗務員に文字で伝達するための追加工事を実施する。

こうした列車無線のデジタル化で、運輸指令と乗務員間の円滑な情報伝達ができるようになり、異常時対応の迅速化する。

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さらに、宗吾変電所の設備機器更新を実施し、安定的な電力供給を図るほか、線路の下に撒く砕石の厚みを増す工事や、軌道変位が生じにくいマクラギ(ラダーマクラギ)へ交換し、運転保安度の向上、乗り心地の改善を図る。

このほか京成電鉄では2021年度、押上線葛飾区内(四ツ木駅~青砥駅間)の連続立体交差事業継続、京成本線荒川橋梁架替工事もすすめていく。

京成本線荒川橋梁架替は、2022年度に工事着手するための準備と、架替に必要な鉄道用地の取得をすすめていく。

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