相鉄・JR直通線の羽沢横浜国大駅から分岐し、新横浜を経由し、東急東横線・目黒線日吉駅までを結ぶ10kmの新線、相鉄・東急直通線。2023年3月開業にむけていろいろ情報が出てきた。

1月27日には、相模鉄道、東急電鉄、東京地下鉄、埼玉高速鉄道、東武鉄道、西武鉄道、東京都交通局の7社局が共通で概要を公表。

「7社局14路線を結ぶ広大な鉄道ネットワークを形成することで、所要時間の短縮、乗換回数の減少など交通利便性・速達性が向上します」と伝えた。

ADVERTISEMENT

この相鉄・東急直通線は、新横浜を境に、都心寄りが東急新横浜線、相鉄寄りが相鉄新横浜線と分け、その名のとおり東急と相鉄で分けて保有・運行する。

今回、運行頻度(想定)も公表され、相鉄側の羽沢横浜国大~新横浜は朝ラッシュ時 1時間に10本、その他時間帯 1時間に4本、東急側の新横浜~日吉は朝ラッシュ時 1時間に14本、その他時間帯 1時間に6本と記された。

新横浜を境に、東急側のほうが朝4本、その他2本多い

これは、新横浜で折り返す列車が朝ラッシュ時 1時間に2本、その他の時間帯で1本、折り返す電車があるとも想像できる。

地下4階部分にできる相鉄・東急直通線 新横浜駅は、2面3線ホームで、おそらくまんなかの線路に折り返し電車が入る。

1月27日の公表では、車両編成数も記され、相鉄側の相鉄新横浜線には10両・8両、東急側の東急新横浜線 新横浜~日吉には10両・8両(一部6両)とある。

東急電鉄は同じ日、「2023年3月予定の東急新横浜線開業までに相鉄線内に乗り入れる当社保有の目黒線全26編成を8両編成化」と公表している。

この「一部6両」にあたる電車は、都営三田線6300形6両や、東京メトロ南北線9000系6両、埼玉高速鉄道2000系6両など。この3社局は、「相鉄・東急直通線開業までにすべて8両化する」といった表明はない。

開業後も8両編成化が間に合わず、6両編成のまま走る電車が新横浜折り返しになるか。各社で違う保安装置の共有具合などもあり、どの電車が新横浜折り返しになるか、気になるところ。

また、西武鉄道は「相鉄新横浜線・東急新横浜線と直通運転しない」ともあり、西武としては相鉄アクセスよりも既存の横浜アクセスを選んだかたちか。