大宮所属の651系が古巣の勝田車両センターへ、自走せずEF81形電気機関車に引かれて入った理由

2022.02.25

茨城県ひたちなか市、常磐線を行く電車などが集結する「水カツ」車両基地、勝田車両センター。

この勝田車両センターで2月23日、特急列車撮影会(有料ツアー)が行われ、現在の常磐線特急ひたち・ときわを担うE657系K19編成、E657系K15編成、お召し列車なども担うハイグレード車両 E655系 和、特急フレッシュひたちなどを担ったE653系1000番台K70編成、そして651系OM207編成という並びが実現した。

編成コードにあるように、今回並んだ E657系・E653系は勝田車両センター所属。E655系は尾久車両センター所属、E655系とE653系は勝田に1本だけ存在する唯一のモデル。

そこで注目を集めたのが、勝田車両センターを古巣とし、特急スーパーひたちなどを担った651系。編成コードでわかるとおり、いまは大宮総合車両センター(OM)に所属する編成のひとつ。

撮影会では、この大宮総合車両センター651系OM207編成の連結器に、K102 という記号もみえた。勝田車両センター時代のK102編成だったことを示している。

もうひとつ、この651系が注目されていたのが、JR東日本の双頭連結器つき電気機関車EF81形139に引かれて古巣に入ったシーン。

古巣なのに、なぜ自走せず電気機関車パーイチに引かれてきたか。

それは常磐線の電気系の違いにある。

常磐線は取手~藤代(藤代駅構内)にある交直切換セクション(デッドセクション/死電区間)を境界に、東京方が直流、仙台方が交流とわかれている。

この交直セクションを行き来するために、常磐線の電車やEF81形電気機関車などのように、交直両用の電装システムを載せている交直両用電車や交直両用電気機関車が採用されている。

今回、大宮総合車両センターからやってきた651系は、直流区間の高崎線系統で走ることを前提に、古巣の0番台時代から改造を受け、交流用の機器を一部撤去し、直流モデル1000番台へと変身した。

この都合で、大宮総合車両センターの651系は、古巣の勝田車両センターへ帰る途中に交流区間を走るため、自走できず、交直両用電気機関車EF81系にけん引されて入ったという。


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