「明るい、シンプル、自然的」

新設されたホームは自然光を取り入れる明るい作り(※3月12日撮影)

新駅舎のデザインは、2018年に実施したアンケート結果から得られた「明るい、シンプル、自然的」という意見を反映したものになりました。

まずはホーム階から。1面2線の島式ホームで、延長約170メートル、幅員約9メートル。駅前広場に面した部分はガラス壁とし、屋根材に透過性のあるポリカーボネート材を一定間隔で設置することで自然光を取り込みました。天井には木組みを採用することで、「自然的」という要素を加えます。

ホームの構造的な特徴としては、2016年に高架化された下り急行線(2番線側)のみ少し離れた位置に独立しており、上り急行線を行く列車は緩行線のすぐ隣を走ります。

「東武伊勢崎線(竹ノ塚駅付近)連続立体交差事業」概要パンフレットの施工順序図から。竹ノ塚駅部では上下緩行線と上り急行線が一体化し、下り急行線のみ独立して少し離れた位置に(画像:足立区・東武鉄道)
下り急行線を行く東武特急100系スペーシア(※3月12日撮影)
上り急行線と緩行線(※3月12日撮影)
ホーム端部から西新井方面(※3月12日撮影)

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ホームドアは2022年4月16日(土)より使用開始となります。本来は高架化と同じタイミングになるはずでしたが、世界的な半導体不足や新型コロナウイルスの影響などにより1ヶ月ほどずれ込むことになりました。

使用開始日までは、警備員を配置し安全を確保しながら、ホーム上に赤外線センサ音声案内記を設置し、ホームドアが工事中である旨の音声案内を実施します。

ホームドアは取材時点で1番線(上り線)のみ設置済み。2番線(下り線)も本稿掲載時点ですでに設置が完了しています(※3月12日撮影)