上野と札幌、1200km超。東北線や青函トンネル、函館線などを伝って結んだ寝台特急ブルートレイン北斗星。

その7号車に連結されていた24系客車 食堂車「グランシャリオ」がいま、埼玉高速鉄道線(埼玉スタジアム線)沿線の埼玉県川口市戸塚にいる。

しかも、車内は北斗星時代と同じく、食事ができるというのだから、驚く。

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寝台特急時代は日本レストランエンタプライズがキッチンを担い、「ベーカリーレストラン グランシャリオ」として第二の人生を歩むいまはPYCという地元企業が車両レストランとして運営している。

北斗星「グランシャリオ」がいる場所は、埼玉高速鉄道 埼玉スタジアム線 東川口駅から徒歩7分、副駅名称にもなっている「ピュアヴィレッジなぐらの郷」内。

同社は、この食堂車「グランシャリオ」を導入するために地盤を改良し、線路も敷設。その地道な路盤整備のおかげか、車内で人が移動すると、台車のサスペンションが反応し、現役時代と似た揺れも生まれるとか。

車内インテリアも、できるかぎり現役当時と同じ趣を残しているのも、にくい。

北斗星 食堂車「グランシャリオ」で食事を楽しんだ思い出がある人は、その旅を思い出しながら。

乗ったことがない人は、北斗星の旅を想像しながら、「ベーカリーレストラン グランシャリオ」の時間を楽しんでみて。

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(画像:埼玉高速鉄道)