天気にめぐまれ、全国各地の行楽地・観光地がにぎわったことしの大型連休(ゴールデンウイーク)。

テレビニュースなどではUターンラッシュで高速道路や新幹線、空港の映像が伝えられるなか、「ことしもどこも行かなかった」と画面に向かってつぶやいている人もいる?

ふるさと沖縄の料理に夢をかけたヒロインと支えあう兄妹たちの人生を描くNHK連続テレビ小説『ちむどんどん』も放送中で、「沖縄もいいなあ。行きたいなー」なんて思ってる人は、いまからでもすぐに電車で沖縄に行ける(!?)スポットをチェック!

“本州最大の沖縄”には、大阪環状線で行ける!

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そこは、大阪環状線 大正駅から南に広がる地、大阪市大正区。

「沖縄県人最大の集住地」などともいわれ、リトル沖縄を形成するエリアが、ここ大正区にある。

駅前の飲食店街は沖縄料理店が軒を連ね、さらにバスなどで南へと行くと、平尾というエリアには、沖縄の商店街をそのまま持ってきたという感じの空間もある。

なぜここ大正区に、沖縄出身者が多く住んでいるか。それは第一次世界大戦争のころにさかのぼる。

戦後不況に苦しんだウチナンチュは、海外や本土へ移住する人が増え、「近代紡績工業発祥の地」の碑が立っているほど当時は盛んだった大正区の紡績業に出稼ぎに出るようになった。

当時はまだ差別もある時代。沖縄県人はウチナンチュで互いに助け合う「ゆいまーる」を大切にし、ここ大正区にコミュニティを形成していったという。

―――ちなみに、大正駅の発車メロディも「てぃんさぐぬ花」。四角い枠にX字の斜材がつくダブルワーレントラス鉄橋をながめながら、ゆっくり沖縄時間を感じてみて。

◆沖縄に鉄道を建設する構想のイメージ動画、県が公開
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◆ヒット商品のまずい棒に「沖縄パイン味」が登場 銚子電鉄が沖縄県内2社と共同開発
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