広島の「被爆電車」乗車体験、3年ぶりに一般参加を募集
広島電鉄と中国放送(RCC)が合同で行う「被爆電車特別運行プロジェクト」では、1945年8月6日に広島市内を走っていた「被爆電車653号」への一般向けの乗車体験を3年ぶりに再開する。
同プロジェクトは「被爆者の高齢化が進む中で、未来の世代に平和について考えてもらうきっかけになれば」という思いから、被爆70年プロジェクトの一環として2015年から始まった。
参加者は2019年までの5年間で約2,700名。コロナ禍の2020年、2021年は一般の方々を対象とする乗車体験を見送りながらも、「653号」が広島市内を走行する模様や、車窓から広がる現在の広島の平和な光景をライブ配信するなど、新たな取り組みを実施してきた。
今年は体験乗車を再開するほか、運行中の車内で戦後復興の歴史などを写真や映像・アナウンスなどで紹介する。ライブ配信も引き続き継続し、被爆電車が被爆地・広島を走行する様子を国内外に届けることで、「平和の尊さ」を発信する。
<運行日>
8月6日(土)※午後の部のみ運行
8月7日(日)
8月8日(月)
8月9日(火)
計4日間7便運行
<運行スケジュール>
【午前の部】
10:30 広島駅発 → 11:26 広電西広島 → 11:55 原爆ドーム前
【午後の部】
14:00 広島駅発 → 14:57 広電西広島 → 15:26 原爆ドーム前
<運行区間>
広島駅~比治山下~皆実町六丁目~広電本社前~原爆ドーム前~広電西広島(折り返し)~原爆ドーム前
<乗車料金>
おとな 1,500円(高校生を除く18歳以上)
こども 500円(小学生~高校生)
乗車体験の申込は同プロジェクトの公式サイトの応募フォーム、またはハガキにて、7月15日まで受け付ける。ライブ配信は8月6日(土)14:00~15:30。