芳賀・宇都宮LRTの全線開業時期は2023年8月となる見込みです。17日、栃木県宇都宮市が正式に発表しました。工事は「野高谷町交差点区間」については2023年3月、その他の区間は2022年内に完了する見込みです。

区間ごとの工事完了にあわせ、段階的に試運転や完熟運転を行います。宇都宮駅東口~平石間では2022年11月ごろから、宇都宮駅東口~芳賀・高根沢工業団地では2023年4月ごろからの予定です。

バス路線などは再編

宇都宮市はLRT開業にあわせ、運行ルートが重複するバス路線を再編するほか、地域交通を最寄りのトランジットセンターへ接続させるなど、公共交通ネットワーク全体を充実させるとしています。

駅西側のLRTは2030年代前半開業予定

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駅西側のLRTについては大谷観光地付近までを「検討区間」としており、検討区間のうち「JR宇都宮駅東口停留場~宝木町1丁目・駒生1丁目付近(教育会館付近)」を整備区間とし、各種手続きに取り組みます。

2024年には軌道事業の特許申請を行い、2026年から工事に着手。2030年代前半の開業を見込みます。

(画像:宇都宮市)

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