道標を兼ねた庚申塔でした【駅ぶら05】京成千原線243
※2022年8月撮影
トップ画像、京成千原線大森台駅から約15分歩いて目指していた庚申塔を発見。青面金剛が邪鬼を踏みつけ、三猿もハッキリ分かります。右の小さな石祠は剥落でよく分かりません。
実際は神明社という神社の裏道にこの様に立っていました。右奥は神明社本殿の覆屋。
※2022年8月撮影
庚申塔は道標を兼ねていたようで、読み難いですが「ちばでら」と刻まれています。本来置かれていた場所からここに移されたのでしょう。奥の石祠には大正七年十月の文字が読めます。
※2022年8月撮影
横の築山に出羽三山の石碑がならんでいました。房総半島は出羽三山信仰が盛んな土地です。
※2022年8月撮影
出羽三山碑の下にも小さな石祠。扉が閉まっていて何方が祀られているのかは分かりません。
※2022年8月撮影
神明社の境内に入ると石祠がならんでいました。前列中央は三峯神社、後列右は疱瘡神と読めましたが、他は分かりません。
※2022年8月撮影
国立国会図書館デジタルコレクションの大正15年刊「千葉県千葉郡誌」705ページに神明社が記載されていました。
「神明社 蘇我町大森字東名に鎮座す。天照御大神大山祇命を祀る。間口壹間三尺奥行二間、拝殿間口一間三尺奥行二間、境内百九十八坪、境内に神社尚ほ三社あり。須賀社間口二尺五寸奥行二尺、愛宕社石造、三峯社間口二尺奥行四尺あり。」
由緒などは分かりません。上の写真の三峯神社、間口(幅)が二尺(約60cm)もあるかな。
これが神明神社拝殿。天照御大神様に「お邪魔しました」とご挨拶。そろそろ晴れていただけませんかね。
※2022年8月撮影
裏からお邪魔したので参道の石段を下りて表に出ます。
※2022年8月撮影
石の神明鳥居。
※2022年8月撮影
さらに石段を下りました。
※2022年8月撮影
住宅地の中にこの様に鎮座されています。
※2022年8月撮影
西に700mほど行くと子安神社があるのですが、この日は流石にバッテリーが切れました。(笑)
このまま坂を上り住宅地を通って大森台駅に戻りました。撮影を終了して帰宅。汗を洗い流してビール!
(写真・文/住田至朗)
※駅構内などは京成電鉄さんの許可をいただいて撮影しています。
※鉄道撮影は鉄道会社と利用者・関係者等のご厚意で撮らせていただいているものです。ありがとうございます。