横浜そごうで「トレインパラダイス」

ヨコハマトレインパラダイスで一番人気だった横浜市電のシミュレーター。昭和40年代の横浜の街並みがCGで再現されています(筆者撮影)

日比谷公園に続いてもう1カ所、横浜に移動して、そごう横浜店で開催された「ヨコハマトレインパラダイス」を取材しました(2022年10月7~10日)。JR、東急、京急、相鉄など鉄道6社局が集まる横浜駅は、鉄道イベントが定着しており、鉄道各社と駅近隣の商業・サービス施設が共催する10回目の「横浜えきまつり」が2022年10月16日まで開催中です。

トレインパラダイスはえきまつりの関連催事で、今回が2回目。8階催事場には、横浜市電保存館の所蔵品展示、ホリプロマネージャーの南田裕介さんのコレクション(きっぷ、オレンジカード、プレートなど)、Nゲージ模型運転(岩倉高校鉄道模型部製作)などのブースが並びました。

横浜市電のシミュレーター

会場で目にとまったのが、横浜市電の運転シミュレーター。明治から昭和まで、最盛期は51.8キロの路線網があった横浜市電(横浜市交通局)は、1972年までに全廃されましたが、展示施設の市電保存館は廃止翌年の1973年に開館(1983年に移転)。

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シミュレーターは、保存館を運営する横浜市の外郭機関・横浜市交通局協力会が製作しました。普段は市電保存館で来館者を楽しませますが、今回のようなイベント時は出張公開されます。

子どもたちの元気な声が会場に響く

トレインパラダイス会場では、地元・神奈川を走る小田急や京急、江ノ電、箱根登山鉄道などのグッズ販売も人気を呼びました。場所がデパートのせいか、各ブースには子どもたちの姿が数多くみられ、鉄道の明るい未来をかいまみた思いでした。

鉄道開業150年のレポート前編は以上。後編は「鉄道開業150年記念式典」、「鉄道開業150年祝賀会」などをご報告させていただきます。ぜひご覧ください。