見所は絶景だけじゃない、静岡県「奥大井湖上駅」

絶景かな、奥大井湖上駅(写真:kazu8 / PIXTA)

巨大な「レインボーブリッジ」に挟まれた湖の上の駅として有名なのが、大井川鐵道井川線の「奥大井湖上駅」です。2019年クールジャパンアワードを受賞するなど、国内外から評価の高い「映える駅」としても知られます。

一見バレンタインとは何の関係もなさそうですが、実はこの駅には「奥大井恋錠駅」という駅名をもじった愛称がつけられています。ホーム上には幸せを呼ぶ鐘「Happy Happy Bell 風の忘れもの」や「愛の鍵箱」と呼ばれるオブジェが設置されており、恋の成就を願って(?)錠前をかけられるようになっています。

2016年6月から大井川鐵道の売店等でハート形の南京錠「愛の恋錠」が発売されておりますので、訪れる際は事前に購入しておくと良いでしょう。しかし恋と錠前というと少し束縛感が強いような気もしますね。

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また2月末ごろまでは毎週土日に「星空列車」の運転が行われており、夜の奥大井湖上駅で1時間ほど星空観察を行うことができます。千頭駅で「星空列車 特別乗車券」を購入すれば事前予約なしで乗車することができますので、ぜひお誘いあわせの上ご乗車を。詳細は大井川鐵道ホームページをご確認ください。

なお、大井川本線は昨年9月の台風15号の影響で家山~千頭間が不通、代行バスで運転を行っています。

チョコレートならここ!北海道「ロイズタウン駅」

2022年3月に開業したロイズタウン駅(写真:STUDIO EST / PIXTA)

最後はチョコレートに関係する駅として、北海道のJR札沼線「ロイズタウン駅」をご紹介します。

北海道は夏でも涼しく低湿で、チョコレート工場の立地としては理想的。菓子製造業で知られるロイズコンフェクトは石狩郡当別町に工場を構えます。ロイズタウン駅はその工場の最寄り駅として、2022年3月に誕生。道内では20年ぶりの在来線新駅ということもあり、鉄道界隈では特に注目を集めました。

駅から徒歩7分の工場では、駅開業に先立つ3月1日に工場直売店がリニューアルオープンしており、スイーツやグッズ、それにロイズタウン駅関連商品などを購入することができます。

なお、昨年11月には工場併設の見学・体験施設「ロイズカカオ&チョコレートタウン」がプレオープン。事前に予約することで、カカオの栽培からチョコレートができるまでの旅も様々な体験を通じて楽しめるようになりました。

日本各地にある鉄道駅、探せば他にも縁結びやチョコレートに関係する駅が見つかるでしょう。今回ご紹介した3駅に限らず、素敵な駅で大切な人と大切な一日をお過ごしください。