2019年3月に鉄道事業を廃止した石勝線 新夕張~夕張、2021年3月に鉄道事業を廃止した日高線 鵡川~様似 の廃線跡地の有効利用が動き始めた―――。

地方の遊休地・耕作放棄地の活用方法としてキャンプ場を提案し、キャンパーとマッチングするキャンプ場予約サイト「ExCAMP」を運営するforent(茨城県つくば市)は、JR北海道が実施する、「JR北海道 廃線跡地活用イノベーションプログラム」に採択された。

アウトドア特化の宿泊予約サイト「ExCAMP」は、遊休地や遊休不動産をキャンプスペースなどのアウトドア宿泊施設として掲載し、土地保有者とキャンパーをマッチングするサービス。

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この事業を通し、地方で深刻な課題となっている耕作放棄地、所有者不明の土地、空き家の問題の解決をめざす。

また、遊休地活用を通して、さまざまな地域・住民らと連携し、「キャンプ×地方創生」に取り組み、地域経済の活性化に寄与する新たな体験価値の提供をしていく。

石勝線 新夕張~夕張、日高線 鵡川~様似 の廃線跡地がキャンプ場に

JR北海道の廃線跡地活用イノベーションプログラムは、2019年3月に鉄道事業を廃止した石勝線 新夕張~夕張、2021年3月に鉄道事業を廃止した日高線 鵡川~様似 の廃線跡地の有効利用が目的。

今回のプログラムを通して、ExCAMP がこれまで蓄積したアセットを有機的に活用し、廃線跡地を活用したキャンプ場を開発し、JR北海道をはじめ、事業者・自治体と連携し、地域の魅力を発信する拠点の創出の具体的な検討をすすめていく。

今後は、JR北海道や各事業者様と場所・事業規模・開始時期などの詳細を協議し、事業化に向け準備をすすめていく。