東海道・山陽新幹線「N700S」車両(写真:JR西日本)

JR西日本は東海道・山陽新幹線車両として、「N700S」を2本投入します。投入時期は2023年8月、2024年2月。

「N700S」は東海道新幹線の最新型として2020年7月にデビュー。全座席にコンセントを備え、バッテリ自走システムにより長時間停電時なども自力で安全な場所まで走行できるといった特徴を有しています。

JR西日本は「N700S」の3000番台を2本所有していますが、今回の増備によりさらなる安全性・安定性の向上や異常時対応力の強化、快適性などの向上が見込まれるだけでなく、多客期に臨時列車を増発し利便性向上を実現するとしています。

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また、既存の「N700A」40本にも、ATCとブレーキシステムの改良など、N700Sに採用する機能の一部を反映する改造を実施します。この改造は2024年度から2026年度にかけて、博多総合車両所で行う予定です。

【参考】東海道新幹線N700AにN700Sの一部機能を追加・改造 JR東海の2021年度重点施策・設備投資計画(※2021年掲載記事)