無記名「Suica」「PASMO」に引き続き記名式のカードも発売が一時中止となります(画像:JR東日本)

世界的な半導体不足により、ことし2023年6月から無記名の「Suica」「PASMO」の発売がストップしています。今後の発売についてはカード製造メーカーと協議が続いていますが、いまだ先行きは不透明な状況です。

JR東日本、PASMO協議会、東京モノレール、東京臨海高速鉄道はこのほど、今後の定期券新規発売や紛失時の再発行サービス継続に必要な在庫を確保するため、記名式のカードについても8月2日から発売を一時中止すると発表しました。

対象となるのは記名式の「Suica」「モノレールSuica」「りんかいSuica」および「PASMO」カード。短期間の訪日外国人向けICカード乗車券「Welcome Suica」も発売枚数を制限します。

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定期券の新規発売、小児用カードおよび障がい者用カードの発売、カード障害や紛失時の再発行サービスは継続するということです。

なお、「モバイルSuica」「モバイルのPASMO」は通常通り利用できるほか、今年5月にサービスを開始したばかりの青森エリア・盛岡エリア・秋田エリアでは引き続き無記名・記名式の「Suica」カードを販売するということです。

また「PASMO 企画乗車券」など一部の無記名「PASMO」カードは引き続き購入できますが、発売か所は各事業者によって異なります。

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