庚申塔の多いエリアなのかな【駅ぶら】06京王電鉄 京王線198
※2023年9月撮影
トップ画像は「都立長沼公園」の北西端にある「六社宮」拝殿。境内の案内に拠れば1878年(明治11年)長沼村内に散らばって鎮座していた「八剣社」「熊野社」「日枝社」「八坂社」「東照宮」「五龍社」を合祀して祀った神社です。たくさんの神様にご挨拶しました。
「六社宮」から元来た道を少し戻り住宅街を東に歩きます。
※2023年9月撮影
「六社宮」から500mほどで地蔵堂。
※2023年9月撮影
小さな屋根が架けられています。
※2023年9月撮影
お地蔵さんの下には、女児らしき名前が三人刻まれていました。生花が飾られ大切されています。
※2023年9月撮影
お地蔵さんの南、50mほどに庚申塔があります。
※2023年9月撮影
近くに来るとお地蔵さんと同様の屋根が架かっているのが見えました。
※2023年9月撮影
左は、何の供養塔かハッキリ分かりません。右は青面金剛像があるので庚申塔です。このエリア、庚申塔が多いのかしら。筆者的には嬉しいのですが。(笑)
※2023年9月撮影
庚申塔の右側面に「長沼村×名講中十三人」と刻まれています。左の石碑は「文久二戌年八月吉日」、1862年です。
※2023年9月撮影
反対側、手前の石碑は願主の名前、庚申塔には「寛政二年庚戌十一月吉日」と刻まれています。1790年ですからこの庚申塔も230年前のもの。
※2023年9月撮影
さて「長沼駅」に戻ります。
※2023年9月撮影
次回は「長沼駅」から「北野駅」に向かいます。
(写真・文/住田至朗)
※駅構内などは京王電鉄さんの許可をいただいて撮影しています。
※鉄道撮影は鉄道会社と利用者・関係者等のご厚意で撮らせていただいているものです。ありがとうございます。
※参照資料
・『京王ハンドブック2022』(京王電鉄株式会社広報部/2022)
・京王グループホームページ「京王電鉄50年史」他
下記の2冊は主に古い写真など「時代の空気感」を参考にいたしました
・『京王電鉄昭和~平成の記録』(辻良樹/アルファベータブックス/2023)
・『京王線 井の頭線 街と駅の1世紀』(矢嶋秀一/アルファベータブックス/2016)