比叡山鉄道は比叡山・びわ湖 DMOの協力のもと、2023年12月27日(水)から坂本ケーブル「比叡山・びわ湖〈山と水と光の廻廊〉統一デザイン 」 車両の運行を開始しました。

外観は、車両名である「縁・福」のプレートを残しつつも、車体のベースは濃紺色(びわ湖)とし、側面に比叡山・びわ湖〈山と水と光の廻廊〉のロゴで表現している「金色揺らぎ」(山中に立ちこめる霧、雲海)と「水面の揺らぎ」(神秘的で幽玄な湖面)をダイナミックにあしらったデザインです。車両数は2両、デザインはGKデザイン総研広島が担当しました。

比叡山の山頂に向かうルートは、京都・八瀬から「叡山電車」、高低差日本一「叡山ケーブル」と「叡山ロープウェイ」を乗り継ぐものと、びわ湖側の大津方面からは「京阪電車・石山坂本線」、「江若バス」、日本一の長さを誇る「坂本ケーブル」で延暦寺・東塔へ向かうものがあります。

2018年に「叡山電車・ひえい」がデビュー。2021年に「叡山ケーブル」「江若バス(一部車両除く)」、2022年に「江若バス・坂本ルート(一部車両除く)」、「京阪電車・石山坂本線(一編成)」「叡山ロープウェイ」の車両を全て統一デザインとしました。今回の坂本ケーブルの施工完了をもって、比叡山・びわ湖に至る全てのルートで車両の統一デザイン化が完成することになります。

車両デザインの統一は世界観を創出するための演出。歴史や文化のみならず、比叡山ならではの四季折々の自然などもより深く満喫できるようになりそうです。

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