高師浜線で運行予定の2200系車両(写真:南海電鉄)

南海電鉄は15日、高師浜線の高架化完了に伴い、2024年4月6日(土)から鉄道運行を再開すると発表しました。

高師浜線は高石市の羽衣駅と高師浜駅を結ぶ約1.5kmの路線です。大阪府・高石市・南海電鉄の3者で1997年から進めてきた南海本線・高師浜線(高石市)連続立体交差事業に伴い、高師浜線では2021年5月から全線を休止しバス代行輸送を行っていました。

運行再開後、高師浜線は朝夕は約15分間隔、日中は約20分間隔で運転。羽衣駅における高師浜線の列車は3番線を発着します。伽羅橋駅と高師浜駅ではトイレをリニューアルし、多機能トイレを新設。高師浜駅ではエレベーターも新設されます。

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2024年3月30日には、運行再開に先立ち事業関係者による式典ほか、「高架ウォーク」「高架化完成記念イベント『おかえり!高師浜線大感謝祭~これからも地域のみなさまと共に~』」が開催されます。

高架ウォークでは伽羅橋駅から羽衣駅までの約1kmの線路を歩くことができるほか、通過する列車をバックに記念撮影、高架上の鉄道設備に関する説明を受けるなど、珍しい体験ができるようです。おかえりイベントでは羽衣駅西側工事ヤード内に特設会場を設け、キッチンカー等が出店するほか、ステージイベントも予定されています。

高架ウォークは午前の部を高石市(市民限定)、午後の部を南海電鉄が主催。いずれも2023年度時点で小学校4年生から6年生のお子様とその保護者が対象です。前者は2月16日から高石市電子申請システムもしくは市役所の事業課窓口で、後者は2月28日から「ぶらりたび」公式サイトで受け付けます。

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