京成電鉄ワースト5と新京成ベスト5は?あの”京成の秘境駅”もランクイン!

【京成線 乗降人員 ワースト5】
(※順位は69位から昇順)

1位(69位) 大佐倉 370人
2位(68位) 印旛日本医大 1,820人
3位(67位) 成田湯川 2,063人
4位(66位) 東成田 2,101人
5位(65位) 新千葉 2,167人

ワースト1位の大佐倉(370人)は、特急停車駅である京成佐倉の隣にありながら、森や田園に囲まれた静寂な佇まいから「京成の秘境駅」として鉄道ファンに愛されています。
ワースト4位の東成田(2,101人)は、かつての「成田空港駅」です。現在のターミナルが開業するまではここが空の玄関口でした。現在も当時の面影を残す広いコンコースや、使われなくなったホームが薄暗く残されており、独特の雰囲気を持つ「廃墟のような現役駅」として知られています。

新京成電鉄の乗降人員ベスト5

【新京成電鉄(当時) 1日平均乗降人員・2024年度(主な上位駅)】
1位 松戸 93,981人
2位 新津田沼 60,382人
3位 京成津田沼 42,763人
4位 北習志野 42,722人
5位 八柱 41,132人

旧新京成(PIXTA)

松戸〜京成津田沼(26.5km)を結ぶ新京成線は、戦後の郊外開発に合わせて延伸され、現在の路線構成となった経緯があります。松戸駅はJR常磐線と接続しており、新京成線の利用者の多くがここでJR線に乗り換えます。

2025年4月1日、新京成電鉄は京成電鉄に吸収合併され、路線名は「京成松戸線」に変更されました。営業キロは京成津田沼〜松戸間の26.5kmで、対象駅は新津田沼(KS66)〜松戸(KS88)の23駅です。駅ナンバリングは京成方式へ統一され、車両外装や駅案内サインも順次京成仕様へ変更されています。なお、運賃とダイヤは現行のまま継続されています。

成田空港・千葉方面の交通を担う京成電鉄

2024年度のデータからは、成田空港への「観光・ビジネス輸送」と、千葉・東京間の「通勤・通学輸送」という、京成電鉄が持つ2つの大きな役割が数字として鮮明に現れました。
今後は、旧新京成線(松戸線)との統合効果や、2028年度を目指す「新型有料特急」の導入などにより、ネットワークの利便性はさらに高まっていくでしょう。首都圏の空の玄関口と生活路線を結ぶ京成電鉄の次なる展開に注目です。
(データ出典:京成電鉄、写真:PIXTA)

鉄道チャンネル編集部
(旅とおでかけ 鉄道チャンネル)

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