日立電鉄線跡地、ひたちBRTで自動運転レベル4相当の実証実験_きょう10月19日から始まる
日立電鉄線(2005年廃止)の跡地を活用し、2013年に開通した、ひたちBRT。
開業から5年の時を経て、きょう10月19日から一部路線で自動走行小型バスによるラストマイル自動走行実証評価がスタートする。
自動走行区間は、JR常磐線 大甕駅とおさかなセンターの間、3.2km。途中の乗降を行わず、一部手動で往復する。
今回は、利用者(地域住民等)を乗せて走行し、遠隔運行管理システムによる運行状態把握、車両内外の安全性確保、信号機や路側センサと自動運転バスの連携による安全で効率いい運行、自動運転バスへの乗降を考慮した新しい決済システムなどを実証する。
自動走行実証用車両は、日野ポンチョ。チューニングは先進モビリティ。ルーフ部にGNSS/QZSSアンテナ、通信アンテナ、側方LiDAR、後方LiDARが、前方にカメラ、LiDAR、ミリ波レーダ、後側方カメラ、磁気マーカセンサーがつく。
自動運転機能の確認項目は、GPS・磁気マーカにより自動で走行ルートを維持(ドライバー乗車のレベル4相当)、走行速度40km/h以内(現行のBRTの運行に準ずる)、障害物を認識し自動ブレーキ制御など。
同実証は、経済産業省・国土交通省が産業技術総合研究所に委託して実施。実施者は産業技術総合研究所、SBドライブ、先進モビリティ、みちのりホールディング、日立電鉄交通サービス、日本総合研究所ほか。