『駅周辺案内編』・『利用マナー&フレーズ集編』

日本民営鉄道協会は、訪日外国人が地方民鉄を利用する際の便宜を図るため、多言語対応の接客用質疑応答集『民鉄駅員の指さし会話シート』を作成。協会加盟の地方民鉄56社に提供しています。

近年、地方民鉄の有人駅においても、鉄道の利用、きっぷの購入などについて、外国語による質問を受ける事例が増えています。このような現状に配慮し、日本民営鉄道協会では、地方民鉄の現場(有人駅の改札口・きっぷ売り場・プラットホームなど)における”訪日外国人の受入体制”を支援するために、会員各社のニーズや諸情勢の変化などを踏まえつつ、平成27年度から3カ年計画で、多言語対応の接客用質疑応答集(Q&A)の作成に取り組んでいます。

今年度はその最終年度にあたり、第三弾の『駅周辺案内編』・『利用マナー&フレーズ集編』を完成させしました。本年7月上旬から、順次、地方民鉄56社の主要有人駅に向けて提供を開始します。

構成会話シート(A4判両面印刷/ラミネート加工):2枚(2種)

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対応する言語は5か国語(英語・中国語〔簡体字/繁体字〕・韓国語・タイ語)で、『駅周辺案内』の特徴は、外国人旅行者から、比較的多く尋ねられる施設などが掲載されています。また、地図を見ながら案内できるように、「右」「左」などのワードも掲載されています。

『利用マナー&フレーズ集』は、ホームなどで禁止されている行為がイラスト付きで掲載されています。フレーズ集では、それぞれの外国語表記の下に読み方を付け、係員が声に出し呼びかけることができるようになっています。

制作部数は300部(需要の多い有人駅を中心に提供されます)